ここ半年ほど、コス活(コストコ活動)をすっかりサボっていました。理由は「何となく行く機会が無かった」としか言えないんですが、その間もチラホラと「アレが美味しい」「アレが安い」などの噂は小耳に挟んでおります。
中でも1番気になっていたのが『ヤンニョムセウ』──。友人たちもネットでも「ガチでウマい」と絶賛されまくっておりました。そしてここで結論を申し上げてしまいましょう。コストコの『ヤンニョムセウ』はガチでウマいのです。
・ヤンニョムセウとは?
まずはあまり聞き慣れない『ヤンニョムセウ』について説明しましょう。韓国語で「ヤンニョム」とはタレ、そして「セウ」は海老を意味します。今ではすっかり有名になった「ヤンニョムチキン」と同じノリだと考えてください。
ただし、チキンとは違いセウは生の海老が使用されているところが大きなポイント。料理としては生の渡り蟹をタレやしょう油に付け込んだ「ケジャン」が近いかもしれませんね。私的に翻訳するならば「生エビの韓国ダレ漬け」といった感じでしょうか?
・高いのか安いのか
で、コストコの『ヤンニョムセウ』は赤えびが使用されており、価格は100グラムあたり178円。私が購入した『ヤンニョムセウ』は1101グラム入りで1960円でした。ちょっとこの時点では、高いのか安いのかよくわかりませんよね。
というわけで、まずは容器からエビを引き上げてみることにしました。結果……
はい、ドーン!
9匹のエビが入っていました。なので1匹当たりの価格は220円弱という計算です。そしてあたり前と言えばあたり前なんですが、赤えびは大きいですね~。これはなかなか食べ応えがありそうです。
・食べてみよう
食べ方はというと、手で殻をむいて食べるのが一般的。さあ、さっそく殻をむいていきましょう。
思いのほか汁が飛ぶけれど……
綺麗にむけました~。
大事なことなので先にお伝えしておきますが、頭のところにあるミソが絶品なので絶対に捨てないでくださいね! 頭にかぶりついて、チューチューとミソを絞り尽くしてください。もうメチャンコ美味しいですから!!
もちろん身の部分も激ウマ! 甘い生のエビと辛くしょっぱいタレのコントラストがたまりません!! エビのねっとりした食感もいいですね~。そのまま食べてもイイんですが、味が濃いのでご飯と食べると米まで美味しくなりますよ。
当然、酒のつまみとしてもパーフェクト。酒好きたちに振る舞ったら「日本酒いきたいねー!」なんて言ってました。先述の味噌の部分なんて、確実に日本酒と合うのでしょう。いや、合わないハズがありません。
・ここ数年のトップレベル
タレの味の好みはあるにせよ、コストコの『ヤンニョムセウ』はかなり美味しかったです。個人的にここ数年のコストコでは「プラム」と並んでトップクラスの美味しさだと感じました。いや、また買いたいですね、これは。
また「コストコで買える」という点も非常に魅力ではないでしょうか? 日本でもヤンニョムセウが食べられるお店はあるんですが、まだまだ一般的な料理ではありません。コストコで買えることで「はじめてのヤンニョムセウ」を楽しめる人も多いことでしょう。
なお、余った汁には「イカ」や「タコ」を漬けるといいハズ。タレの味が強いので、淡泊な白身魚は負けちゃうかもしれません。赤身はもちろんダメとして、青魚は合うかもしれませんね。
とにもかくにも、コストコの『ヤンニョムセウ』は間違いない美味しさなので、韓国料理が好きな方には100%刺さるハズ。殻をむくとき汁が必ずハネますので、白い服は厳禁で召し上がってみてくださいね。
参考リンク:コストコ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.