ガストと言えばネコ型配膳ロボ。ネコ耳がついているだけではなく、ディスプレイに表情が表示されるのもチャームポイントだ。私(中澤)は注文するたび癒やされている。もはやすかいらーくのアイドルと言っても過言ではないだろう。

同じくすかいらーくグループのジョナサンで、そんな「ベラボット」のおもちゃが販売されていたことは以前の記事でお伝えした通り。はわわ! ベラちゃんがブロック模型に!! 迷わずラス1を購入して帰ろうとしたその時、店員さんが小声で話しかけてきた。実はね……

・生物みがあるベラちゃん

え!? なんかすみません! ベラちゃんのおもちゃに夢中で周りが見えていなかった私は、一瞬なんかやっちゃいけないことをやってしまったのかと思った。

しかし、むしろ笑顔の店員さん。こっちこっちと私を誘導する。そこには休憩しているベラちゃんが。胸元に先ほど購入したおもちゃのチラシが貼られていた。自分で自分のおもちゃを宣伝している姿も推せる



・秘密機能

と、そう思っていた矢先、店員さんがおもむろにベラちゃんに手をかざした。そのまま耳の辺りを撫でるように触ったところ……


\もう、触りすぎにゃ!/

しゃべった……!!


そう、店員さんいわく、実はベラちゃんは頭を撫でると話すというのである! そこで私も頭を撫でてみたところ……


\んー、や・め・て!/

か~わ~い~い~


どうやら、セリフにはいくつかパターンがある模様。何度も撫でちゃうなコレ。おーよしよしよし! 猫なのに働いて偉いねぇ? よーしゃよしゃよしゃ

・なんだこの機能

可愛すぎる。だが、一方でこうも思った。「この機能、何のためにあるんだ……?」と。配膳するためのロボなのに、配膳に無関係すぎるではないか

ちょっと気になったため、すかいらーく広報に詳細を聞いてみたところ、発注時から搭載されている仕様なのだとか。ベラボットの表情は10数種類あって、それに合わせて声が出るとのこと。ジョナサン、ガストなどの店ごとに微妙にセリフに違いはあったりするものの、基本的には同じものらしい。

・コミュニケーション

すかいらーくというか開発元のコンセプトか。そこで開発している『ELMO』のサイトを見てみたところ、ベラボットはコミュニケーション能力が売りの1つなのだそうな。で、その能力の1つとしてタッチによるフィードバックという項目がある。

確かに、私はこの機能によりベラちゃんを推す気持ちが増した。もはや働いている姿が頑張ってるように見えるくらいには感情移入してしまっている。業務は配膳でも、コミュニケーションがあるかないかで全然違うんだな

一見、なんであるのか分からない機能だったが、実はとても重要なことなのかもしれない。それを教えてくれたジョナサンの店員さんも含めて勉強させていただきました。というわけで、ベラちゃんを見かけたら頭を撫でてあげよう。

参考リンク:ELMO
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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