引っ越しの荷造りほど面倒なものはない。衣類やら食器やら書類やらを段ボールに詰めていると、これもう永遠に終わらないんじゃ? という気分になってくるが、今回の引っ越しで私(あひるねこ)には、それ以上に気掛かりなことがあった。そう、デアゴスティーニの存在である。

2021年1月に発売された『週刊つくってあつめるスヌーピー&フレンズ』全100号を、約2年もの歳月を費やして完成させたのが昨年12月のこと。その後、デアゴスヌーピーは自宅リビングに飾ってあったのだが、引っ越すとなると、当然この巨大な犬小屋も持っていく必要がある。

完成したデアゴスティーニと一緒に引っ越しか……。控えめに言って、宇宙一面倒な作業だ。

・デアゴと引っ越し

当連載「週刊デアゴスヌーピー」の読者の方ならお分かりだろうが、このシリーズは犬小屋型のフレームの中に、全20個のボックスを組み合わせることで構成されている。ボックスは自由に組み替えも可能だ。


基本的には接着剤などを使って組み立てている繊細な模型なので、扱いには細心の注意を払わなければならない。私も完成後はあまり触れないよう心掛けてきた。が……そこへ来ての今回の民族大移動である。んなもん100パー壊れるやん。


同じくデアゴスティーニの引っ越しを経験したことがある当サイトの記者・冨樫さやは、ジオラマを可能な限り水平に保って自分の車に積み込み、道路の段差に気を付けながら慎重に運んだそうだ。画像だけ見ても相当ハードだったことは想像に難くない。



残念ながら私は車を所持していないが、幸い我がデアゴスヌーピーは、ボックスを取り外して段ボールに詰めることができる。隙間をタオル等で埋めて、大きく「割れ物」と書いておけばきっと、おそらく大丈夫だろう。それより問題は犬小屋の方だ。

・梱包不能

こちらはボックスと違って完全に固定してあるため、一時的な分解は不可。このサイズがすっぽり入る段ボールなんて当然ないので、裸(ら)の状態で新居まで運んでもらわなければならない。

これが既製品の棚だったら別に心配などしないが、こちとら素人が組み立てたデアゴスティーニである。途中でバラバラに崩壊する可能性も決してゼロではないだろう。2年かけても強度は貧弱。それがデアゴスティーニなのだ。


さあ、果たして犬小屋の安否はいかに?


頼む! 無事でいてくれ!!


結果は……! 気になる結果は……!!


見事ッ! 生還なりッッ!!

・助かった

業者の方が丁寧に運んでくれたおかげで、破損することなく引っ越しを終えることができたぞ。段ボールに入れていたボックスもほとんど無傷。ボンドでくっつけていた砂が多少落ちてしまったくらいである。この程度なら問題なかろう。


いやぁ、よかったよかった! 安心したよ!!


人人人人_
> が! <
 ̄Y^Y^Y^Y^ ̄



・異音

犬小屋を台の上に置こうと持ち上げた……その時だった。どこからか「カラン……」という小さな音が聞こえてきたのだ。カ、カラン……だと? 何だ今の音は。一体どこから鳴って……


え!?


いや、ちょ……は?


どうしたお前。

・まさかの落馬

ふと見ると、明らかに犬小屋出身と思われる赤いパーツが床に転がっていた。そのパーツをしばし呆然と眺める私。まいったな、大変なことになったぞ。この棒みたいな小さなパーツは、一体どこからやって来たんだ……?

一軒家が完成したとしよう。念願のマイホームを前に喜ぶあなた。ところが足元を見ると、柱のようなものが1本コロンと転がっている。あなたはどう思うだろうか?


…………。


いやアカンがな!!! 何だよこのパーツ! めちゃめちゃ怖ぇーよ!! どこに付いてたんだよ! そして、何の役割を果たしてたんだよォォォオオ!!

・絶体絶命

いくら自分で組み立てたといっても、100号分のパーツをすべて覚えているワケではない。ましてやオール赤の犬小屋パーツである。ハッキリ言って、まったく記憶にございません。そもそもいた? こんなヤツ、クラスにいたか? ちょっとしたホラーみたいになっているではないか!



何も思い出せない今の私にできることは一つ。「週刊デアゴスヌーピー」100号分をさかのぼってチェックである。ああああああああ! 超面倒くせェェェェェエエエエエ! 自分で書いといてなんだが、無駄に長げェェェェェエエエエエ!!

・15分後──

苦闘の結果、このパーツは犬小屋背面の開口部に取り付ける、補強用の柱の片割れであることが判明した。分かるかそんなもん! ともかく、これにて一件落着と相成りましたとさ。


あとはボックスを組み合わせれば……


デアゴスヌーピー、復活ッッ!

・大団円

再び完成した犬小屋は、ジュニアのおもちゃスペースに設置することに。まだ0歳の頃から組み立て始めたことを考えると、私も感慨深い。頑張って作ってきた甲斐があった。

赤いパーツが落ちてきた時は、さすがに「終わった」と諦めかけたが、いやはや世の中なんとかなるものですね。というワケで以上! 「週刊デアゴスヌーピー」シーズン1は、これにて本当の最終号だ。応援ありがとうございました!

現在進行中のシーズン2もいよいよクライマックスなので、そちらも引き続きチェックしていただけると幸いである! もうすぐ完結だぞォォォオオ! それではまた次号お会いしましょう。ピーナッツ!!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼ジュニアに無事譲渡されたデアゴスヌーピー。「完成したらプレゼントする」と約束していたので大喜びだった。

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