毎年、福岡県北九州市の成人式(二十歳の記念式典)を取材した後は、会場近くの「資さんうどん」で食事をするのがお決まりなのだが……今年はどうしても行きたい店があった。ケンミンショーで紹介された「銀河のチャンポン」である! しかーし……

日曜日が定休日だったので、翌日に北九州市八幡西区の「銀河のチャンポン」へ。もちろん頼んだのはテレビで大絶賛されていた「カツのせ焼きそば」だ。熱々の鉄板に焼きそば、チキンカツ、生卵がのった人気メニュー。こいつがマジで最高だったので詳しく報告したい!

・銀河のチャンポン

ケンミンショーで福岡の番組技術クルーがオススメした「銀河のチャンポン」。番組によると、同店は「11時から20時まで」お昼休憩ナシの通し営業なので、時間の不規則な技術スタッフに重宝されているらしい。しかもガッツリ系のパワー飯だからなおさらである。

ファミレスのような外観で駐車場は広い。地元民曰く「ランチの時間帯はいつも満車に近い状態」だという。九州には “ご当地チャンポン” が数多く存在するが、銀河といえば「チキンカツをのせたチャンポン」も人気とのこと。チャンポンにも焼きそばにもチキンカツか。


・基本はカツのせ

メニューを確認すると、通常のチャンポンにはカツが2個のっていて「カツの多いチャンポン」には5個。いわゆる普通のチャンポンを食べたいなら「カツぬきチャンポン」を頼まなければならないもよう。銀河では “カツのせ” こそが定番なのだ。

先に述べたとおり、頼んだのは「カツのせ焼きそば(1000円)」……当然といえば当然なのだが “テレビで見たまんまの湯気を立てる鉄板” がやって来て、思わずテンションが上がってしまう。こりゃ美味そうだぞ。

さっそく生卵を焼きそばに絡めていただきます。まずはひと口……フーフーしながら食べたら絶品だった。甘辛いソースで味付けされたモチモチの麺は、どことなく懐かしい味わい。

そういえば、麺はチャンポンと同じ麺を使っているとテレビで言っていたような。んで鶏ガラをチャンポンのスープに使っていて、余った肉をチキンカツにしているんだっけ。見た目どおりカリカリサクサクである。

そんなチキンカツが3個ものっていて結構ボリューミーだが、全体的にそこまでコッテリしていないから食べやすい。生卵や卓上のソースで味変できるのもグッド。かなり腹一杯になった。こういったガッツリ系のスタミナ飯が日本の近代化を支えたと言っていいだろう。



・北九州のソウルフード

北九州市といえば『銀河鉄道999』の作者・松本零士さんの出身地。だからなのか分からないが……銀河のチャンポン、一発で覚えられるユニークな名前ですよね。かっこいい。

あと最後にもうひとつ、中央に鎮座する生卵は目玉焼きにも変更できるのでお好みで。それと、ご飯(150円)はお替わり無料だ。お腹が空いている若者にとって天国のような店である。機会があればぜひお試しあれ。来年はチャンポンを食べるぞーー!


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名:銀河のチャンポン
住所:福岡県北九州市八幡西区八枝5-4-20
時間:11:00〜20:00
休日:日曜日

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.