いきなり余談になるが、かつて私はプロ雀士を目指していたことがある。今も諦めたというワケではなく、単に麻雀と向き合う時間が足りなくなってしまった。将来的に雀荘へ通う余裕ができたなら、またプロを目指したいと思っている所存なのである!

……ただし麻雀というゲームはプレイし続けないと、それはもうグングンと腕前が落ちていくもの。ここで頼りになるのが “オンライン麻雀ゲーム” の存在だ。

今回私は「上級者を目指す初心者にオススメ」だという麻雀アプリを初体験してみることになった。自慢じゃないが私は20年間、毎日2時間欠かさずオンライン麻雀をプレイし続ける者……ここは厳しめにならざるをえない!

・高まる期待

今回プレイするのは『雀龍門 M』。いつでもどこでも全国のプレイヤーと対戦できるオンライン3D麻雀アプリである。さっそくログインを試みると……


あっ!? NCSOFT(エヌシーソフト)のゲームやったん!?


私、かつてNCSOFTの別ゲームにハマりすぎて大変なことになった経験が……という話は関係ないので割愛する。とにかくNCSOFTのゲームは総じてグラフィックが超美麗なことで知られており、プレイ前ではあるが、グラフィックの美しさだけは私が保証させて頂きたい。

……ホラね! やっぱり綺麗でしょ!? 初期アバターはごく普通の格好をした女性(もしくは男性)で、対局を重ねて条件を満たせばキャラクター、アイテム、演出などが獲得できる仕組みとなっている。ここまではよくある麻雀ゲームなのだが、そのバリエーションがちょっとハンパではない。

実はPC向けゲームとしてスタートした『雀龍門』シリーズは、今年で13年目を迎える長寿タイトル。そのモバイル版として2年前にリリースされたのが『雀龍門 M』であり、最初から人気キャラクターを多く抱えた状態での、まさに鳴り物入りのスタートだったようだ。超有名声優のボイスでプレイが楽しめるなんて、テンション上がるなァ。


・強くなりたい君へ

さてプレイヤーは “10級” からゲームをスタートすることになる。『公式戦』『一局戦』『雀札戦』『友人戦』『AI戦』など多種多様な対局が楽しめるが、初心者はひとまず『公式戦』をメインに遊べばいいようだ。

初級卓は無料でプレイできるので、しばらくはココで様子を見つつ昇段を狙うのが「初心者の歩き方」といえるだろう。

新しいゲームをプレイすると多少は違和感をおぼえるのが普通だが、『雀龍門 M』は世界観を受け入れやすい部類だと思う。細部までリアル雀卓に寄せたつくりで、牌山が減っていく様子なども正確に再現。実戦への予行演習に活かせるはずだ。

普段プレイしている麻雀ゲームでは見たことのないルール(『北抜き』など)が採用されていて慌てる場面もあったが、すぐに慣れてきた。で、初戦の結果は……


ぶ、ぶっとび〜!!!!!


・もっと強くなりたい君へ

「飛び」を「ぶっとび」と表現されると普通に飛ぶより “コテンパン感” が増し、切なくもバブリーな気持ちになることが判明した。他の麻雀ゲームでは『王』の称号を持っているこの私が、まさか初級の初戦でコテンパンにぶっとぶとは……すごく新鮮でイイ!!!

なお初級卓をプレイしてみて唯一「ムムッ!?」と思ったのは「打牌の待ち時間がけっこう長い」という点。ツモから打牌までの間、各プレイヤーには毎回5秒、プラスその局で有効な20秒の追加タイム(毎局ごとに復活 / 半荘は30秒)が与えられている。

つまり打牌1回につき最大平均7〜8秒を要する計算になるワケで、初心者プレイヤーが多いレベル帯なことも手伝ってか、麻雀にある程度慣れている人には「長いな」と感じられるだろう。だがしかし……ここで思い出してほしいのが「君はなぜオンライン麻雀ゲームをプレイしているのか?」ということ。


「強くなりたいから」ではないのか?


「ゲームで実戦の腕は上がらない」ということを言う人もいるが、決してそんなことはないと思う。たしかにオンライン麻雀は役づくりのヒントから点数計算までをAIが導き出してくれるので、便利さに慣れすぎると腕が鈍るのも事実。それならば……

やや長めな打牌時間を「点数計算のトレーニング・タイム」と考えてはどうだろう? 符計算、完璧にできますか?? 幸い初級卓以降は持ち時間が少なくなるようだが、本気で上達したいなら初級卓で己を見つめ直すのも大いにアリだ。

また分析機能が充実しており、自分の戦績を詳細に確認することが可能。「ドラを捨てられない」「混一色に走りがち」といったクセも如実に反映されるので、弱点克服に一役買ってくれるに違いない。

さらに自分の対局を見返せる『リプレイ機能』、他ユーザーたちの対局が見れる『観戦モード』も備わっているぞ。傾向を分析して次に生かせば、きっと雀力を高めることができるだろう。


・中級者以上にも朗報

「とはいえ、さすがに毎回7〜8秒は長いよ」とお思いの方もおられることと思う。そんな中〜上級者の諸君には、12月14日にスタートしたばかりの新コンテンツ『雀札戦』をオススメしたい。

『雀札戦』はルールが超特殊。『雀札』と呼ばれる札を自分のセンスで何枚か選び、それを装備して対局に挑むことになる。

たとえば『ロン50%減(守)』の雀札を装備しておけば “他家にロン上がりされた場合、1回に限り点数を50%軽減” という守備効果が、『一盃口100%増(攻)』だと “一盃口を含めた手でアガった場合、1回に限り点数を100%アップ” という攻めの効果が得られるのだ。

本来の麻雀ルールからすれば掟破りにも程がある……が、これがなかなか面白い。自分の戦歴を見返しながら「最適な雀札はどれか?」と考える作業は、思いのほか頭を使う。

気になる持ち時間も短め! 普通の麻雀に飽きた人、早く上級者と対戦したい人などは最初から『雀札戦』を狙うべし!

初心者にも上級者にもオススメできることが判明したオンライン麻雀アプリ『雀龍門 M』は、12/27まで「雀札戦オープン記念キャンペーン」を開催中。ログインするだけで雀札や雀札戦無料チケットがゲットできるので、この機会に一度体験してみてほしい。

参考リンク:『雀龍門 M』リアル麻雀の最高峰「雀龍門M」 (ncsoft.jp)
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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