2022年10月11日からドラクエウォークに特級職の「大魔道士」が実装された。転職できる条件は賢者、そして魔法戦士のレベルを70以上にすること。この前のゴッドハンド同様、どちらの上級職もレベル70に達している必要がある。

大魔道士といえば『ダイの大冒険』のポップ。それから師匠のマトリフを思い出すが、ドラクエウォークでは “深く魔道を修め攻撃呪文の真髄をきわめた偉大なる賢人” という位置づけとなっている。とにかく偉い言葉がモリモリの大魔道士、はたしてその実力は!?

・3つの固有特性

偉大なる賢人というだけあって、大魔道士の特徴は夢とロマンがつまったメドローアをぶっぱなせる……ところではなく、3つの固有特性を持つことである。おいおい、それじゃゴッドハンドと同じやんけとなるが、具体的にどんな特性があるのか簡単に説明しておこう。

まずは「魔人のやまびこ」。これは呪文を唱えたとき、2回目の呪文が威力50%で発動するものでまぁ賢者のやまびこという認識でよさそう。ちなみに発動確率は15%らしい。

2つめはフォースブレイクでスキル攻撃時、たまにスキルと同じ属性耐性を下げる。すでに耐性が下がっている属性では成功しづらくなり、大魔道士の成功率は1段階目で20%で2段階目は15%とのこと。

──と、ここまでは上級職の特性を継承しているものだから、使い方に困ることはないだろう。ただ、3つめの「連続呪文」はちと違う。


・新しい特性

というのも、新しい「連続呪文」はターン開始時に発動するもので、ごくまれに選択した呪文を2回唱えることができるのだ。2回目の呪文でMPを消費するというツッコミどころがあるとはいえ、連続呪文は1回目、2回目ともに「魔人のやまびこ」や「フォースブレイク」発動の可能性がある。

戦闘中、いろんなエフェクトが発動しまくって私は何が起きているのか分からなくなったものの、このあたりは徐々に慣れていくことだろう。──てな感じで、以上が固有特性3つである。

あとは こころの色合わせ、それから「魔力道」「理力道」に分かれるこころ道もあって、魔力なら賢者型、理力なら魔法戦士型といった感じで育成することができる。どちらかといえば回復よりも攻撃特化型だった大魔道士、とりあえず私はパーティ全員で転職してみることにした。

・パーティ全員「大魔道士」

ゴッドハンドと同じくレベルが上がりにくいが、レベル1からそれなりに戦えるあたり特級職の強さがうかがえる。現在、全員がレベル20。すでにストーリー第12章の敵と難なく戦えているあたり間違いなく強い。だがしかし……!

呪文の連打でボコれる一方で問題が浮上してきたのでお伝えしておかねばなるまい。ヤバさを感じたのは大きく3つで、1つめは敵にマホトーンを唱えられたら一気にピンチになってしまうこと、そして2つめは……

マホカンタなら手も足も出ないザコ軍団と化してしまう。さらにさらに……実際に転職して気づいたのだが、大魔道士は こころ や装備で調整しないと回復できないので……

一度崩れるとモロく、おすすめセットでパーティを組もうものなら瀕死状態になることもしばしば。思い切った攻撃ができるも、やはりバランスを考えてパーティを組んだ方がいいのかも。全員大魔道士で一気に敵を叩くのはロマンあるんだけどなぁ……。


・ウォーカーズスキル

余談だが、ウォーカーズスキル「魔力のたてごと」も試してみた。効果は5分で見かけにくいモンスターが引き寄せられるとのことだから、レアモン確変で登場する系のモンスターと遭遇するのだろうか。とりあえずストーリー第12章で試してみたら……

気持ち多めにトロルキングが出てきたから効果あり。たまたまかもだが、メタル系は出てこなかったので出現するのは「めったに見かけない」がメインどころと考えてよさそうだ。となれば使いどころは覚醒千里行で、効率よく かけら を集められそう……な気がする。


・3つめの特級職

そうだそうだ、すでにご存じと思われるが3つめの特級職の情報も公開された。条件は「賢者&スーパースターのレベル70以上」。今回攻撃だっただけに次回は守り……回復系が来ると勝手に妄想しているがはたしてどうなるだろうか。いずれにしても楽しみだ。

参考リンク:ドラクエウォーク
執筆:原田たかし
ScreenShot:ドラクエウォーク(iOS)