じめっとした梅雨が明けたらやってくるのは夏本番。薄着になるため、いよいよデブがバレてしまう季節の到来である。今年こそは腹の上に無様な汗をかく生活を送りたくない……ダイエットするなら今しかない……と思っている人は少なくないだろう。

しかし、なかなかどうして世の中そう物事はうまく進まない。結局のところ諦めて痩せないまま無限ループ。年齢を重ねるごとに痩せにくくなっていくしで負のループ……って、意思の弱い私がそうなのだが、今年こそは尻に火がついた状態になっている。

・周りがダイエッターだらけ

何を隠そう現在、当編集部でかつてないほどの健康ブームが到来しているのだ。デカ盛りにはじまり、大食い、カロリー爆弾と不摂生を極めたオッサン集団かと思いきや……

現実は禁煙にはじまり、糖質制限、何なら自分史上最高の体を手に入れてしまった最年長までいる。そう、フタを開けたらストイックな集団。言わば、今の私は「意識高いダイエット連中に包囲されている状態」なのである。


・ダイエットできない悩み

そんななかでも人一倍どころか人三倍くらい意思の弱い私は、いつまで経ってもダイエットできずにいた。すぐにお酒を飲んでしまうし、酔っ払ったら無意識のうちにお菓子も食べる。何なら、昼でも晩でも白米を食べたい自分と戦っている。

ただ、欲まみれになりつつも思うところもあった。ベスト体重の65キロよりMAX9キロも増えてパンパンに膨れ上がった経験がある今なら、正直もう少し痩せた方がいいと自分でも分かる。

加齢のせいにするのは簡単だが、腹の出方を考えるともうちょっと節制してもいいはず……今年の夏こそはスマートなボディで日常を過ごしたい!


・紀文の糖質0麺でダイエット開始

……と少々前置きが長くなったが、そういう経緯で平日の夜だけの限定でダイエット食を食べるようにした。私の弱い意思では美味しくないもので乗り切れるほど強くないため、耐えられなかったら即ヤメ。あくまでわがままなダイエットしかしないというコンセプトで進めていく。

んで、手始めに試してみることにしたのが名前を聞いたことある「紀文」の糖質0麺だ。ひとまず、そのスペックについて簡単にお伝えしておくと……

内容量180gで13kcal、食物繊維は10.7g(レタス約3個分)。卵、小麦は不使用でもちろん糖質は0である。おからとこんにゃくで作ったヘルシー麺とのことだが、時代は令和。糖質オフにしたとしても美味しさを保ったものは出てきているはず。頼むぞ〜!!


・調理は時間をかけず

なお、糖質0麺はゆでたり水洗いする必要がなく、水切りだけで食べられる。そしていろいろとアレンジすることもできるらしい……のだが、私は面倒くさがりなのでもっとも簡単な「ぶっかけうどん風」を選択した。

ヤマキの割烹白だしをぶっかければ、大体何でもウマくなるだろう。そもそも、ぶっかけうどん風でウマくなければ他のレシピにしたところで結果は知れている。そして期待と不安が入り混じりながら食べてみたら……

これは……


イケるやん……!


まるで……まるで普通に麺を食べているような感覚である! ほんの少し物足りなさがあるのは否定しないものの、これでダイエットになるならお安い御用。麺もトゥルンとしていて食べやすいし、大きな違和感を覚えることなく平らげることができた。

それで内容量も180gあるから腹持ちの面でもグッド。あとは私の意思次第。打たれ弱いので「お酒は糖質ゼロならOK」というマイルールは設けることにしたものの、今のところダイエットという先が見えない大きな海へ漕ぎ出すことに成功している。

ちなみに紀文の糖質0麺は売っている場所によって値段が異なり、個人的な体感だと150円ほど。意外と財布にも優しいので、これからもお世話になる予定だ。夏本番まであと1ヶ月、いろんな低糖質を試して “意思弱” が耐えられるか試していきたい。目指せGOOD BYE デブ男。

参考リンク:紀文「糖質0麺」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.