ご存じだろうか。ウーバーイーツ(Uber Eats)で「生花」が注文できることを。詳しくは姉妹サイトPouchの記事を参照していただきたいが、昨年2021年11月よりウーバーイーツは日比谷花壇との提携を開始。
都内の限られたエリアだけのようだが、私の自宅(上野近辺)からも注文できることが判明した。これはちょうどいい。試してみようと思ってポチったら……! その直後、「花を愛でる気持ち」が吹っ飛んでしまったのである。
言い訳のように聞こえるかもしれないが、ウーバーイーツのアプリ内で花を選んでいるときは決してそうではなかった。むしろ、自己満足に浸りながら心は踊っていたと言っていい。
「おめでたいこともあったし、こういうのが家にあってもいいよな」くらいの感じだったのだが、注文確定のボタンを押した直後にスマホをぶん投げそうになった。
誤解なきように言っておくと、花に問題があったわけではない。参考までにお伝えするならば、ラインナップはブーケのみで、私が見たとき1番安いものは2750円(送料別)。
その最安のブーケ(そのまま飾れるブーケS)を購入したところ、紙袋に入れて届けてくれた。
花の状態といい、包装といい、まったく不満はない。むしろ、ブーケが存在しているおかげで、部屋の雰囲気が劇的に変わったと言っても過言ではないだろう。
また、現在里帰り中の妻にブーケの写真をLINEで送ったところ上々の反応。
よって、花自体には満足しているのだが、先に述べたように私の心はすでに花モードではなくなっていたのである。なぜなら、注文確定のボタンを押すと……
押すとぉぉぉおおお!!
うん!?
!!!!
おいしい料理を準備中!?
なんということだろう。ウーバーイーツはフードデリバリーの仕様で生花の配達を始めていたのである。そのため、花を選んでいるときは……
「カトラリー類」の選択肢が出てくるし、届いた直後のアンケートの選択肢では……
「料理がおいしい」を選択肢に入れてくる。ウーバーイーツは一体どれだけ花を美味しいと言わせたいのか?
っていうか、それはウーバーイーツなりの皮肉なのか? 「お前が花を注文しても どうせ食うんだろ?」って意味……かコラ!!
──と1人で盛り上がった結果、先述のような状態になってしまったのである。
よって、皆さんもウーバーイーツで生花を注文するときは、くれぐれも注意していただきたい。花の状態ばかりが気になるかもしれないが、ウーバーイーツの画面上には様々な伏兵が潜んでいるから。
本企画では今後もそれらを暴いていくつもりだ。
参考リンク:流通ニュース、Pouch
執筆:出前アプリ研究家・和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats、LINE(iOS)