話題の「牛宮城(ぎゅうぐうじょう)」行きてええええええ! 見るからに美味そうな肉を味わいてぇぇぇぇええええ!! っていうか、有名人みたいに招待されてぇぇぇぇぇええええええ!!!!

──と願いまくっていたのだが、私の元に牛宮城からの招待は一向に来ない。来る気配もない。おまけに店は予約でいっぱいで(2022年3月25日時点)、店舗に行ける見込みがまったく立たない状況だ。一体どうすればいいのか……と思ったら!

自宅でウーバーイーツ(Uber Eats)を開いて「牛宮城」と検索するとヒットするではないか! しかも80件も!!


この時点で、本サイトをよくご覧になっている方はお気づきかもしれない。ネタばらししてしまうと、以前の記事でも紹介したようにウーバーイーツは「愛人」でさえも検索にヒットするのだ。

その仕様がまだ改善されていないようで、私のスマホ(iPhone 13 Pro)では何を入れても大体ヒットする。なんなら放送禁止用語を入れても80件だ。よって牛宮城も当たり前のようにヒット。

では一体どんな店が表示されたのか。参考までに、一部だけ紹介すると……




宮迫さんは絶対に認めないだろうが、ウーバーイーツ的にはこれらが牛宮城である。海鮮の店やカルボナーラの店まで入っているものの、気にしてはいけない。おおらかな視点で考えれば、上は全て牛宮城だ。


・本物の牛宮城は?

と、ここまで読んでくれた読者の中には、「宮迫さんがプロデュースしている方の牛宮城は?」と思っている人だっているかもしれない。結論から言おう。それは諦めろ

もしオンラインで本物を買えるとしたら、公式サイトで取り扱っている『すきやきセット』だろうが、目下のところ完売となっている。そして先に述べたように、お店の方は予約でいっぱい。


よって、コネも何もない我々が牛宮城の料理を楽しもうとするならば、本物にこだわっている場合じゃない。そのような正攻法ではなく、「俺なりの牛宮城」を探し出すのが現在のところ最も有効と言える。

その点、ウーバーイーツをはじめとする出前アプリは大いに役立つ存在だ。なぜなら、それぞれが「俺なりの牛宮城」を教えてくれるのだから。

ではここで、ウーバーイーツ以外のアプリが検索で弾き出した「牛宮城」にも触れていこう。


・4つの出前アプリがはじき出した『牛宮城』

今回検証したのはウーバーイーツのほかに「出前館」「menu」「ウォルト(Wolt)」の合計4アプリ。


その中で検索機能が唯一まともに働いたのは「menu」のみ。このアプリだけが、牛宮城で検索してもヒット数ゼロだった。さすがmenu! 実に真面目である。


それに対し、「出前館」も「ウォルト」もいい感じにズレていたことは否めない。なにせ、両アプリとも『牛宮城』で検索すると数件がヒット。


まぁ、どちらもほぼ肉系の店なので近いといえば近い。「牛宮城はありませんが代わりにコレを」という気遣いが感じられなくもない提案である。


・盛大にボケるウーバーイーツ

一方で、最強に味わい深い検索結果をはじき出してくれたアプリが、俺たちのウーバーイーツだ。先述のように80件も表示されたのだが、その中で最も評価の高い5.0点の店が……



海龍宮!!


なんということだろう。ウーバーイーツは料理の内容ではなく名前の雰囲気で牛宮城の検索結果を表示しているのだ。

ただ、これを見て「“宮” しか合ってないだろ!」となるのは間違っている。牛宮城の “宮” は宮迫さんの “宮” であり、お店のアイデンティティを表す漢字と言ってもいいはず。

それが一致しているだけでなく、どことなく竜宮城っぽい雰囲気も共通しているではないか。ウーバーイーツのヘビーユーザーである私は思う。これはウーバーイーツ、相当に頑張っていると。

となったら注文しないわけにはいかない。ウーバーイーツだけでなく、それぞれのアプリがはじき出した料理を1つオーダー。味わってみたところ、どれも普通にうまかった。もし「牛宮城」と検索しなければ食べることはなかったので、結果的にいい出会いだったと言える。


というわけで、「牛宮城に行けない」と悩んでいる人は同じように試してみてはいかがだろうか。割とマジの話、死ぬ思いで予約を取って本物を味わうよりも、各アプリのはじき出す「俺なりの牛宮城」の方がコスパよく楽しめる……ような気がするぞ。


参考リンク:焼肉牛宮城
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats、出前館、menu、Wolt(iOS)


▼出前館的「牛宮城」。選んだ「ハラミ弁当」は3つの中でもっとも美味かったかも


▼ウォルト的「牛宮城」


▼そしてウーバーイーツ的「牛宮城」。これは『揚げ豚肉の甘酢ソース炒め』らしい


▼甘酢ソースは想像より甘く、「牛宮城」とは思えないほど中華の風が吹いていた