・前ページのあらすじ

寒くて寒くて仕方ないのに、なぜか外に出てしまった佐藤パイセン。そこへ何者かが訪ねてきた!


「コンコンコン」


え?


ま、まさか……


ガチャ








マ、マジかよ……


これは手に負えねぇぞ。




・カオス

事前告知なしの凄まじい世界観で入室してきた佐藤パイセンと編集部の砂子間。情報を処理しきれずに固まっていると、パイセンは抱えていたバッグの中から肉や野菜などを取り出して並べ始めた。



ちなみにこちらの食材……

業務スーパーにて税抜1000円以内で購入したらしい。酒も込みで1000円しないとは、さすが業スーである。

「佐藤さん。ちゃんこ鍋のつゆがあるってことは、これから鍋を作るんですか?」と、何気なく聞いてみたところ……


ゔゔゔゔゔゔ……


──ちょっと何を言っているのか分からないが、その後、パイセンは手際よく具材をカットすると……


鍋つゆを注いでグツグツ煮込んでいく。


きのこが多すぎる気もするが、ウマそうな匂いだ。


ゔゔゔゔゔゔ……

熱々のちゃんこ鍋にご満悦の様子の佐藤パイセン。きっと身も心も頭の中もポカポカになっているに違いない。


と思いきや……


え!?


まさかのブチギレである。

・キレポイントが謎

どうやらパイセンは鍋に手をつけようとしない私に対し、「俺のちゃんこが食えないのか?」と言っているらしい。そういう自我はあるのか。仕方がないので一緒に食べていると……


「ゔゔゔゔゔゔ……」

今度は酒を渡されたので……


飲もうとしたら……


パシッ



ちゃーーーーん!!!!


……ちゃーん?

・意味不明

やはりこれは……大五郎的なことなんだろうか? 子連れ狼的な。するとパイセンは日本酒を隣にいる砂子間に手渡した。何だろう、嫌な予感がする。

スッと立ち上がったかと思うと、パイセンに向かって日本酒を構える砂子間。嫌な予感というか、もはや確定しただろコレ。そして……


ちゃああああああああああああん!!!!


ちゃああああああああああああん!!!!


ちゃああああああああああああん!!!!


ちゃああああああああああああん!!!!


ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!!!


ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!!!


ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!!!


……1から100まで意味はよく分からなかったが、なぜかパイセンはめちゃめちゃ笑顔であった。どうやら今の飲み方でべろべろになったらしい。ちゃんこを食べてべろべろに……はッ! ちゃんこでべろべろ、ちゃんこでべろべろ……そう、そのまさかである。


「ちゃんべろ」だよ~ん。







申し訳ありませんでした。


– 完 –

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.