日々、激しいレギュラー争いを繰り広げている「我が家のご飯のお供」たち。梅干しや納豆、鮭フレークといったベテラン勢が安定した活躍を見せているため、新入りの付け入る隙は皆無……かと思われたが、ここ数カ月で一気に存在感を高めたニューカマーがいる。

そいつの名は、かば田の「ラー油きくらげ」。かば田といえば、福岡県民おなじみの辛子明太子メーカー、ふっくら艶やかな「昆布漬け辛子明太子」が人気だ……しかし! テキトーに買った「ラー油きくらげ」のポテンシャルが恐ろしすぎたので、皆さまにも紹介したい。

・かば田のラー油きくらげ

言うまでもなく、梅干しや納豆など、定番といわれている「ご飯のお供」の安定感は素晴らしい。お米の旨さを引き立てる名脇役たちは、長い歴史と風土の中で培われ、伝統の技から生み出された逸品そのもの。その実力は今さら疑いようがない。

ただ、たま~に新入りを試したくなる気持ちもわかるだろう。アタリでもハズレでもいい。でも……まだ出会ってないだけで、どこかにレギュラー陣を脅かす “隠れた逸材” はいるはず。そんな思いでスカウトしたのが、かば田の「ラー油きくらげ(100g 324円)」なのである。

いや、もしかしたら死ぬほど昔から人気があるのかもしれない。あくまで私の中で “隠れた逸材” というだけなのだが……まあともかく、食卓に新入りがいるとテンションが上がる。ちなみにPOPには「にんにく好きにはたまりません。程よいピリカラ味です」と書いてあったぞ。

ってことで期待を抱きつつ、ホカホカご飯にのっけて食べてみると……

・今までなぜ見逃していた

……ウッマ。マジかよ。ひと口食べた瞬間に「今までこいつを見逃していたのかよ」と天を仰いでしまった。これは梅干しも納豆も冷や汗をかくレベル……とんでもねえスター選手を発掘した気分だ。完全にサトテル(阪神タイガースのルーキー・佐藤輝明選手)じゃねえか。

破壊力のある香りで食欲をMAXまで引き上げられてからの、口に入れたらピリッと甘辛いラー油ときくらげのコリコリ食感……いやマジで無敵過ぎるだろ。ガーリックチップも存在感あるし、あつあつご飯がとまらねえぞ。スゲーなおい。

というわけで、当分は我が家のレギュラーとして活躍してくれそうです。おにぎりの具としても、酒の肴(さかな)としても力を発揮してくれるに違いない。かば田、やるな。

・東京にも店舗があります

なお、かば田のオンラインショップでは「1キロ1620円」で販売しているもよう……1キロはえぐいぞ。まあ、ご近所さん同士で買ってもいいかもね。あと、東京なら世田谷の経堂にも店舗があるらしい。とにかく、機会があればぜひ1度食べてみてくれ!

参考リンク:かば田めんたい倶楽部「ラー油きくらげ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.