徳島県在住の知り合いがたまに送ってくれる「大野海苔」が最高にうまい。味の濃さもパリパリ感も完璧で、まさに “究極の味付け海苔” って感じ。いつも密かに海苔が届くのを待っていたのだが、最近になって「ネットで注文ができること」に気づいてしまった。

おいおい大野海苔がいつでも食べられるってマジかよ。そんな裏ワザ(ネットで買える)があったとは……ってことで、さっそく注文。今回は、食卓にあると主役級の存在感を放つ「大野海苔」の魅力を皆さんに紹介したい。味付け海苔界のレジェンド、いただきますっ!

・大野海苔

徳島市民のソウルフード「大野海苔」は、海苔の産地として知られる九州の有明海のなかでも……ガチの上級品だけで作られているという。

もうちょっと詳しく説明すると、干満差(潮の満ち引きの差)の大きい有明で育つ海苔は、干潮時には太陽の光を浴び、満潮時には海の中で栄養をたっぷり吸収して、うまみを凝縮していくそうだ。中でも最も美味しいとされているのが「一番摘み」と言われている海苔。


そんな有明海の「一番摘み」を使用したのが……

大野海苔なのである!


Amazonでは1本(8切48枚入り)572円。公式サイトでは529円〜(送料別)で買うことができる。んで、もう先に言っておくと、お土産や贈答用にもおすすめ。味はもちろんのこと、軽くて日持ちするから喜ばれるぞ。


・そのままでも

そのまま食べてもうまい。分厚くてパリッと歯切れが良く、口溶けも感動的。うまみも濃いいいぃぃのだ。でもって、後を引くピリ辛さもたまらない。言うまでもなく酒のつまみになるだろう。ただし “そのまま” だと一瞬で食べ尽くしてしまうので要注意。


・ほかほかご飯でも

味付け海苔と最も相性が良いのはもちろん熱々ご飯。割れないように丁寧に巻いて食べたいぞ。そういえば良い海苔は焼くと深い緑色になり、香りや旨味が倍増するらしい。ご飯に巻いたら深緑色であることがよく分かる。心地よい風味とあふれる旨さをしっかり楽しみたい。


ご飯と大野海苔だけでも「旅館の朝食」レベルの満足度である。ちなみにおにぎりに巻いても、お餅に巻いてもOK。濃いめの味付けだから塩を振らなくても美味しいだろう。

地元では「日の出印」の味付け海苔と呼ばれている大野海苔。1度食べたら誰かに教えたくなる味だ。興味があれば、ぜひ試してみてほしい。


参考リンク:大野海苔「卓上1本ケース」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.