子供の頃、お祭りや縁日で買い食いをするのが楽しみで仕方なかった。限られた予算を握りしめて焼きそばやらクレープやらの屋台を練り歩いたものだ。今でも夏祭りなんかが行われている光景を見ると、そんなワクワク感が胸に蘇ったりする。

さて、今回は自宅にいながら屋台グルメの代表格・綿あめ作りを楽しめるユニークな家電製品を紹介しよう。身近な材料で手軽に遊べる一方、実際に作ってみると「理想の綿あめ」を完成させる難しさも。大人がハマる楽しさがありました!

・綿あめが家庭で作れる!?

子供のころに目を輝かせながら食べていた綿あめだが、自分で作ったことがあるという人は少ないのではないだろうか。筆者は何となく業務用のデッカイ機械がないと作れない食べ物かと思っていたが、実は家庭用の綿あめ機が複数のメーカーから発売されている。

こういった商品があることを偶然にも知り、筆者は本能的に「これは楽しいやつ」と感じたのでポチってみることにした。購入したのはライソン株式会社の製品「スイートクラウド」で、価格はAmazonに出品されているもので3980円だった。

届いた商品を組み立ててみると、なかなかスタイリッシュなルックス。お洒落な家電製品といった感じだ。中心部のヒーターで砂糖を加熱し、受け皿の中にモコモコと綿あめが発生する仕組みらしい。

使用する材料はザラメ糖や砂糖、もしくは飴玉。それではさっそく作ってみることにしよう。

・意外に難しい!?

まず、中央の回転皿にザラメを投入してスイッチを入れる。

すると回転皿がキュィィィンと音を立てながら高速で回り始め、熱を帯びていく。しばらくは何も起きないが、1分ほど経つと……

受け皿の中に綿あめが発生! おおお!

これを付属のスティックで絡め取っていく。

……のだが、要領が分からないこともあり上手に整形することに失敗。店で出したら100%クレームが来るであろう極小の綿あめが出来てしまった。だがこれで終わると思うなよ!?

ということで続けざまにTake.2。今度は完成図を頭に描きながら細心の注意を払い形成したところ……

キタァァァァァ! お祭りで出しても恥ずかしくないフワモコ感を演出することに成功!

そして食べてみたところ先ほどの失敗作が甘いだけだったのに対して、今度のやつはちゃんと食感が綿あめしてる。フワフワモコモコしてる。まさにスイートクラウド、甘い雲。

ザラメ以外には何も使っていないのに、めちゃくちゃ美味い。冷静に考えてみると綿あめって不思議な食べ物だよな……。

・コツがあるから面白い

この綿あめメーカー、言葉で説明するのは難しいのだがスティックを回しながら上手く形を作るのには少しコツが要る。だからこそ面白い。職人になったつもりで黙々と綿あめを整形する作業には、謎の没入感というか楽しさがあったぞ。

なお付属の取扱説明書によると、本製品の対象年齢は16歳以上。なので小さい子供にはお父さんお母さんが作ってあげるのがいいだろう。自宅待機を続けている方も多いと思うが、こういったアイデア商品も活用しながらステイホームを楽しもうではないか!

参照元:わたあめメーカー「スイートクラウド」
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.

▼スティック2本と砂糖を入れるスプーンが付属