Nintendo Switch『あつまれ どうぶつの森』の発売からおよそ1カ月、以前から予告されていた無料アップデートの詳細が明らかになった。その内容が充実しすぎていて、配信前から「神アプデ」との呼び声が高まっている。

任天堂公式サイトで明らかになった内容は以下の通り。季節のイベントが追加されるだけに留まらず、新しい(そして懐かしい)キャラクターの登場、博物館の増築と、ゲームシステムのボリュームアップがあるぞ。詳しく見ていこう!


・レイジの園芸店

園芸店を営むレイジが行商人として登場。のんび〜りしたナマケモノのキャラクターだが「園芸店だったら、森に住むどうぶつがいい」という高橋デザインリーダーのイメージから生まれたのだそうだ。

レイジの売る商品には花の種の他、ツツジやアジサイなどの「低木」の苗が登場。すでに島クリエイターで地形をデザインしているプレイヤーも多いかと思うが、景観にさらなる変化を加えられる。「島のお店では手に入りくい花の種」も扱うようなので、自分の島のデフォルトではない種が手に入りそう!


・つねきちの「いなりマーケット」

口がうまくて商売上手、怪しさ満載の美術商つねきち。今回は船で行商に来ている模様。まさかすぐに出航してトンズラできるように……?

より精密になった美術品を集めるのはかなり楽しそうだが、ニセモノにはご用心だ。前作では現実の有名作品とよく似た美術品が登場したので、じっくり観察して見破っていたが果たして今回は?


・博物館の増築など

フータの博物館が大きくなるぞ! 「ホンモノの美術品を島の博物館に寄贈すると、新たに美術品の展示スペースが作られる」という。これ「ホンモノの」がポイント。つねきちにダマされないよう注意。

加えて、細かい点だが「タヌポート」のマイル交換特典にしずえやまめきち・つぶきちが着ているアロハシャツが追加されるとのこと。

さらに、季節のイベントも多数追加される。以下詳細だ。


・アースデー(4月23日~5月4日)

現実世界の「アースデー」とは1970年代に “地球環境についてみんなで考える日” として提唱され、賛同する人々によって今も世界中で運動や集会が行われる記念日のこと。花や草木を愛するレイジはこの時期にぴったりのキャラクターだ。

期間中は新たな「たぬきマイレージ+」の課題が出され、植物に関する活動をすることでマイルが貯まるようだ。島の景観を整えるよい機会になりそう!


・メーデー(5月1日~5月7日)

メーデーとは「労働者の日」のこと。現実世界では労働組合の集会のイメージが強いが、もともとヨーロッパでは夏の訪れを喜ぶ祝祭日だったのだとか。

島のために働くプレイヤーに「たぬきちから感謝の気持ち」が贈られるらしいぞ。むむむ、それってプレイヤーが「労働者」で、たぬきちが「使用者」ってことか……?

たぬきちからもらえる「メーデーりょこうけん」で行ける島は、普段の「マイルりょこうけん」で行ける島とは一味違うらしい。「みしらぬ誰か」も訪れているとのことで、公式動画で見られるピンと立った猫耳は……?


・国際ミュージアムデー(5月18日~5月31日)

博物館の記念日があるとは筆者も知らなかったが、現実世界では年ごとに世界共通のテーマが定められ、各国の博物館・美術館・科学館・水族館・動物園・植物園などが参加して様々な企画が行われるそうだ。

島の博物館では「スタンプラリー」を開催。条件を満たすとスタンプがもらえ、記念の景品が授与される模様。


・ジューンブライド(6月1日~6月30日)

いつも静かなパニエルの撮影スタジオにも、ついにお客さんが! 前作でリサイクルショップ「R・パーカーズ」を経営していたリサ&カイゾーが登場!

なんとウェディングフォトを撮りたいらしい。記念すべき人生の1ページ、素敵な写真を撮ってあげたい。スタジオを飾りつけるアイテムを集めるのに熱中しそう。協力のお礼にウエディングテーマのアイテムがもらえるようだ。


・配信開始は……

更新データは4月23日(木)10:00より配信開始。4月22日から5月6日までの期間限定で「Nintendo Switch Online 7日間無料体験チケット」が配布される特別企画もあるので、この機会にオンラインを体験してみたいプレイヤーはチェックだ。

なお、本体の日付操作をしても先行して始まることはなく、配信開始後に本体をインターネットに接続する必要があるため注意。現実の開始時間を待とう。


参考リンク:任天堂社長が訊く『とびだせ どうぶつの森』
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:任天堂公式サイト(iOS)

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