あと1週間待てば、ついに2019年のG1が始まる。ご存じのように一発目はダート王を決めるフェブラリーS。根岸Sを勝ったコパノキッキングに藤田菜々子騎手が騎乗するなど、すでに盛り上がりを見せている。

もう待てない……今から発走が待ち遠しいところだが、今週末も重賞が開催されることを忘れちゃいけない。春を見据えて東京競馬場では「クイーンC」と「共同通信杯」、京都競馬場では「京都記念」が行われる。昨年大荒れしたレースにまさかの7頭立て、そして1番人気が飛びやすい3レースはどうなる?

・クイーンCの予想

まずは土曜日に開催される「クイーンC」から見ていこう。同レースで好走したメジャーエンブレム、ミッキークイーン、ヴィルシーナ、アエロリットなどの競走馬は、のちのG1でも活躍している。まさに一流馬への登竜門とも言える重賞で、過去をさかのぼってみても人気上位馬が堅実な結果を残している。

そして今年は、阪神JFで上位に食い込んだビーチサンバ、クロノジェネシスが人気になると予想される。両馬とも東京で走った経験があるので素直に買ってよさそう。ただ、9頭立てなのであまり無理な勝負はしたくない。クロノジェネシスを1着固定、そこからビーチサンバ、鋭い脚を持つマドラスチェック、レッドベルディエスあたりで点数を少なく買う予定だ。

・共同通信杯の予想

続いて共同通信杯。こちらもクイーンC同様にスワーヴリチャードやゴールドシップ、イスラボニータなどG1に直結するレースだ。それだけにこれまでは比較的穏やかな結果になりがちだったが、昨年は大荒れで3連単50万円オーバーの高額配当。上位人気馬が揃って飛んだ。

しかしながら、今年は朝日杯FSを勝って4戦4勝のアドマイヤマーズが出走するので大荒れはないだろう。しかも、その影響もあってか7頭立てになってしまった。サートゥルナーリアと直接対決する前に負けられないので1着固定。そこからクラージュゲリエ、ダノンキングリー、フォッサマグナと人気どころを押さえる。

もはや馬券的には面白くないから買わなくていいレベル(買うけど)。配当も激低だろうが、まずは……勝ちたいんや……!

・京都記念の予想

最後はぶっちぎりの1番人気がズッコケてしまうことも珍しくない京都記念。ここ数年の結果を見るとブエナビスタこそ勝っているが、昨年のレイデオロに一昨年のマカヒキ、もっと前にさかのぼるとサクラメガワンダーも単勝1倍台で人気に応えられなかった。

じゃあ今年も……と言いたいところだが、そもそもぶっちぎりで人気になる馬が見当たらない。ステイフーリッシュ、パフォーマプロミス、ダービー馬のマカヒキあたりが支持を集めると予想するが、このあたりはあえて買わず。ダンビュライト、タイムフライヤー、昨年の宝塚記念で3着のノーブルマーズあたりを攻めたい。

ちなみに今週末の関東地方では極寒予報。都心でも雪の可能性が報じられているので、もしかしたら開催に影響するかもしれない。関東より北に住む方は十分警戒してほしい。それでは、よい3連休を!

・【追記(結果)2019年2月12日11:00更新】

共同通信杯はダノンキングリー → アドマイヤマーズ → クラージュゲリエ。京都記念はダンビュライト → ステイフーリッシュ → マカヒキ。クイーンCはクロノジェネシス → ビーチサンバ → ジョディーでした。フェブラリーSこそは当てたい……!!

参照元:JRA公式サイト
予想:マンバくん万馬券原田
執筆:万馬券原田
Photo:RocketNews24.

▼ここから理論無視のマシン・マンバくんの予想でクイーンC「5−4−2」

▼共同通信杯「2−6−5」

▼京都記念「3−10−2」