2018年9月6日未明、北海道全域を震度6の地震が襲った。津波の心配はないというが、各地で土砂崩れや停電が相次いでおり、余震にも警戒が必要だ。北海道にお住まいの方は十分にご注意いただきたい。

さて大規模な災害が起きた際、重要なライフラインの1つが “通信” である。スマホや携帯電話を利用される方が多いと思うが、現在北海道全域で「公衆電話が無料で使える」ということもぜひ覚えておいていただきたい。

・公衆電話が無料で使える

電話に限らず、インターネットを利用して安否の確認をする人は多いハズ。ただこういった状況では充電の環境は保証されておらず、いつまでスマホや携帯電話が使えるかわからないのが現状だ。

仮に充電が無くなってしまったら……その時は公衆電話を利用しよう。地震を受けNTT東日本が発表したところによると、現在「北海道全域で公衆電話が無料で利用できる」とのことである。実際に利用するかどうかはさておき、覚えておいて損は無いハズだ。

また、地震発生直後から以下のエリアでは「通信サービスの利用が出来なくなっている」という。


厚真町、むかわ町、平取町、日高町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町の各一部地域


NTT東日本では復旧に向けて全力で取り組んでいるとのことだが、正常化する見通しは立っていないということだ。

とにもかくにも、北海道の方は「公衆電話が無料で使える」ということだけは覚えておいて欲しい。スマホや携帯電話の充電があるうちに、大切な人の電話番号をメモしておくのもいいだろう。

参照元:NTT東日本「北海道を中心とした地震による通信サービス等への影響について」(PDF)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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