きっと幼い頃は誰もが「だんごむし」が大好きだったハズだ。キュートなフォルムとおとなしい動きは子供が親しみやすく、しかも噛まない。子供がダンゴムシを好む気持ちは非常によくわかる。だがしかし……。

大人になるにつれ、怖くはないがやや “気持ち悪い” という感情が出てきやしないだろうか? ウネウネと動く足もなぜか灰色のボディにも……。ましてやだんごむしが10倍の大きさだったらどうだろう? 大人はもちろんのこと、子供だってビビるに違いない。

・狂気のガチャ

2018年6月4日、日本を代表する玩具メーカー「バンダイ」がとんでもないガチャガチャを発表した。その名も『カプセルトイ だんごむし』……。なんと世界初となる1000%スケールのダンゴムシガチャである。

これだけでも「なにしてるんだバンダイ……?」と心配になるが、すごいのはここからだ。バンダイの発表から引用しよう。


「昆虫が苦手な開発担当が、さまざまな文献や図鑑などでダンゴムシ特有の複雑な構造を徹底研究しながら試作を重ね、カプセル玩具の開発期間としては異例の2年という歳月をかけてダンゴムシが丸まる様子を完全再現しました」

「自販機から丸まった状態(直径約74mm)でそのまま転がり排出され、広げると全長約 140mm の歩行時の形状になります。主なターゲットは子供の頃にダンゴムシで遊んだことを思い出して欲しい15 歳以上の男性です」


……馬鹿なのだろうか? バンダイも馬鹿ならば、昆虫が苦手なのに2年もかけてだんごむしシガチャを担当した開発者も大馬鹿野郎である。昔どれだけダンゴムシが好きだったからって10倍モデルのダンゴムシは買わないよバンダイさん……どうしてこれに本気出した……。

なお、気になる価格は500円で8月の第5週から発売される。これだけは言えるのは、今後も『1000%スケールだんごむし』なんて狂気のガチャガチャは2度と販売されないであろう──ということだ。バンダイ……なんとも愛すべき大馬鹿野郎な玩具メーカーである。

参考リンク:ガシャポン公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:cBANDAI.

▼研究に研究を重ねたらしい。

▼色は全3種類。うーむ、いらない。……けどバンダイの凄さは認める。