日本では、クリス松村やマツコ・デラックスをはじめとするおネエ系タレントが人気を博しているが、それは海外でも同じである。
そんななかでも、イケメン・ゲイ男子5人組がダサメンを大改造する、Netflixの『クィア・アイ』が超~笑えて超~泣けて、とにかく “超” を10個ぐらい付けたくなるほどおススメなので紹介することにしたい。ちなみに筆者が、ほぼ毎回泣いてしまったほどの隠れ名番組なのである!
・ダサメンを大改造する『クィア・アイ』が超オモシロい!
本作は、2003~07年まで放送された米番組『Queer Eye for the Straight Guy』のリブート版となり、「Queer:クィア」とは 性的マイノリティを呼ぶ時の総称だ。オリジナル版はストレート男性のみがターゲットだったが、一新されたバージョンは “ファブ5(ファビュラスな5人)” と呼ばれるイケメン・ゲイ男子5人組が、ゲイ&ストレートを問わずダサメンを大改造!
それぞれが料理&インテリア、ヘアスタイル&ファッションにカルチャーといった得意分野で、「イイ男に変身できる専門知識」をダサメンに徹底的に伝授するのだ。特に筆者は、おネエキャラ炸裂で依頼者をパワフルに励ましまくる、ヘアスタイル担当のジョナサンの大ファン!
どうしようもなくファッションセンスがゼロで、料理も出来なければ部屋も散らかり放題、全く女性にモテないダサメンにファブ5が容赦なく喝を入れまくる過程が、なんとも愉快で爆笑してしまうシーンも続出なのである。
・外見だけでなくダサメンの内面にもメスを入れるファブ5
そして、筆者が『クィア・アイ』をイチオシする理由は、ファブ5が改造するのは外見だけではないからだ。依頼者の男性は自分に自信がなく自虐的な発言を繰り返し、人と目を合わせることすら出来ないほど自分の周りに壁を作ってしまっている人もいる。
そんな彼らの自尊心の低さや抱えている問題を聞き出し、ファブ5はカウンセラーのような役目を果たすことも。なかでも、「ブサイクは治せない」と口癖のように繰り返していた57歳の男性トムさんに、ジョナサンが言った言葉がズシ~ンと心に響いたので紹介したいと思う。
「“ブサイクは治せない”って言ったわよね。それは違うわよ。外見を変えるのは限界があるけど、でも自信は努力すれば手に入るわ。自分を持っている人は魅力的よ。でも自分の魅力に気づかないと誰も近寄らない」
この言葉がターニングポイントとなり、トムさんは連絡を取り続け未練が残っていた元妻をデートに誘い、いい雰囲気に! 他にも、家族にゲイであることを告白できない男性アンソニーさんのカミングアウトを手伝い、なんと彼は後に恋人と結婚!
依頼人がファブ5と過ごすのは3日間だけだが、絶望感タップリだったダサメンが外見&内面ともに自信をつけ、まるでサナギから蝶へ脱皮するかのような成長を遂げるから本当にビックリしてしまう。
・社会問題も浮き彫りになる深~い番組
そして、リブート版はニューヨークやロサンゼルスといったゲイが多い都市部を避け、ジョージア州やテキサス州といった中西部に住む依頼人を中心に、ダサメンの大改造を行っているのがポイントだ。
敬虔なクリスチャンが多く保守的な中西部は、一般的にゲイを毛嫌いしたり受け入れない風潮が今でも強い。そんな地域でプロジェクトに取り組むファブ5と依頼人の間には、ぎこちない空気が漂うこともある。だが一緒に過ごすことで、「人間って意外と共通点が多いんだ!」と気づかされる展開にも毎回感動してしまう。
最初はキャピキャピなファブ5に戸惑っていた依頼人も、最後には「僕の人生が変わった」と泣きながら感謝を述べ、一緒にファブ5も涙! そして筆者も涙!
人種や国籍、宗教に文化、男が好きなのか女が好きなのかなど関係なく、「同じ人間」というだけで大きな共通点になるではないか。『クィア・アイ』を見ていると、「少し人と違うからって差別するのは間違っている!」ということを痛感してしまうのであった。
意外に奥が深~い『クィア・アイ』は、見たら絶対にハマること間違いナシ。男性だけでなく女性でも少し自分に自信がなかったり、「変わりたい!」と思っている人に超おススメだ。すでにシーズン2への更新も決定しているので要チェックだぞ!
参照元:Instagram @queereye、Netflix『クィア・アイ』
執筆:Nekolas
▼『クィア・アイ』の予告編はこちら
▼ヘアスタイル担当のジョナサン
▼料理担当のアントニ
▼カルチャー担当のカラモ
▼ファッション担当のタン
▼インテリア担当のボビー
Nekolas
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