【激白】ソシャゲの闇『モンスト離婚』の実態に迫る → 告発者「夫は月に40万円課金していました」(2ページ)

──40万円課金って……修羅場ですよね……?

「そうですね。ただ最初旦那はしらばっくれていたんです。“5万くらいじゃない?” って。たぶん旦那も相当ヤバいと思ったんでしょうね」

──そりゃヤバいと思いますよ。

「あまりにも認めないからこう言ったんです、“あなたを信じる。でも請求書はきている。もしかしたら詐欺かもしれない。だから一緒に警察に行こう” って。そしたら “すみませんでした” って白状しましたね」

──グハッ。言い方は悪いかもしれませんが、奥さんもなかなかキツい攻め方をしますね。というかそのときの明細書やべえ!





「ビックリしませんか? 旦那は毎回、最初はシラを切るんです。そんなに使ってない、1~2万円だって。でも実際には6万、8万の請求が来ることがザラにあります。元々の性格もあるかもしれませんが、こんなことが何年も続いたらキツくもなりますよ」

──何も言えねえ……。でも旦那さんの気持ちが少しはわかる気がします。きっと旦那さんはゲーム内で頼りにされていて、簡単に言うとモンストプレイ中はイキイキしているんではないでしょうか?

「そうかもしれませんが、こっちから見ると旦那はスマホに夢中なだけでイキイキしているかはわかりません。ただオフ会には参加してましたね。そこで知り合った人とLINEでやり取りもしてるみたいです」

──それだけ課金しているということは、おそらくゲーム内でもかなり頼りにされているんだと思いますよ。

「そういえば娘から聞いたんですが、私が外出しているときはイヤホンマイクで会話しながらゲームしてるみたいです。私の前では絶対にしないですけどね」

──それウケますね。話は戻りますが、40万課金されたら家計には相当なダメージですよね?

「それはそうです。深刻です。ただ、旦那はサラリーマンではなく1人で建設業をしているんです。そのときはたまたま少しだけお金に余裕があったタイミングだったので、何とか乗り切れました」

──そうでしたか。自営業なら稼ぎも多いのではないでしょうか? それなら課金もある程度は……。

「もちろん、一般的なサラリーマンよりいい時もあります。だけどゼロの可能性もあります。半年ほど前、“1月からの仕事の予定が全てなくなった” と言われたときは茫然としました。その月も課金していたので当然大ゲンカですよね」

──な、なるほど……。ちなみにAさんはお仕事されているんでしょうか?

「しています。娘と2人でならやっていけるくらいの稼ぎはあります。なので離婚自体は怖くありません。数カ月前に課金で大ゲンカしたときは、“今度課金したら離婚する” と宣告しました」





──旦那さんは何と仰ってましたか?

「それは勘弁してくれと。あと “俺はバカなんだ、病気なんだ” とも言ってましたね。病気なら病気でいいので病院に行って欲しいです」

──それからは課金していないのですか?

「していないですね。課金がなくなるとこんなにもクレジットカード払いが少なくなるのかと驚きました」

──とりあえずは良かったじゃないですか。

「ただ何日か前に、“数カ月ぶりに2万円ほど課金してしまった。離婚は勘弁してくれ” と自己申告がありました。それは許します。ただこれがまた実際は6万とかなら離婚しますけどね」

──うーむ、本人が課金やゲームをやめたいと思っているなら、病院がいいのかもしれないな。

「ですね。先ほども言いましたが、彼は無趣味でゲーム以外にお金を使うことがほとんどありません。娘のことも可愛がってくれますし、家族のために一生懸命仕事してくれていることもわかっています。だけど……」

──だけど?

「娘には好きな高校に行かせてあげたいですし、お金の会話で家庭内がギスギスすることにはもう耐えられません。旦那は内向的で私は社交的な性格なので、私の方が外食する機会が多いこともわかっています。でも毎月いくら来るかわからない請求に怯えることに疲れてしまいました」

──な、なんか思ったより深刻でした……。

「一緒に出かけてもゲームをしている間は口も利きませんし、イベントの時間までに帰りたくて仕方ないんです。お腹が痛いフリをしてトイレに立てこもることもしょっちゅうです」

──それは寂しいですね。

「そんなにゲームがしたくて課金もしたいなら離婚して実家に帰れば? とも言いました。そしたら旦那は “そういうことではない” と言っていました。どういうことなんですかね?」

──ど、どういうことなんでしょ? でも旦那さんは今の奥さんも娘さんもいる環境の中でゲームを楽しみたい、ということではないでしょうか?

「そうかもしれませんが、旦那には生きがいを見つけて欲しいんです、それがモンストなら仕方ありませんが、せいぜい許せるのは月に1~2万です。というか、リボ払いの40万も片づけなきゃいけないのに……。次に無断で何万も課金したら、私は本当に離婚するつもりです


……以上である。個人的に課金自体を否定するつもりはないが、家計にダメージを与えるほどの課金は考えものだと感じた。またAさんが言っていたように、話題がお金の話ばかりだと家庭内の空気も悪くなるハズだ。

ともあれ、これほどスマホやインターネットが普及した現代において「ソシャゲ」は離婚の原因の一つになり得るのだろう。取り返しのつかない状況になってからでは遅いから、身に覚えがある人はくれぐれもご注意いただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ちなみにこれが × 3枚ありました……。エゲツない。