南極でたったひとりでクリスマスをエンジョイした荻田泰永(おぎたやすなが)氏。39日目の冒険を終了し、日本の事務局に定時連絡が入ったのでお伝えしよう。

・荻田氏からの定期連絡(日本時間 12月26日)

現在地:南緯 87度21分 西経 82度43分
この日の移動距離:25.1km
標高:2318m
天候:晴れ
気温:マイナス20度

・傾斜と向かい風

この日はキツイ登り坂と向かい風に苦戦したようだ。本人も「向かい風が強くて難儀した。けっこう急な登り斜面だし、疲れたわー」と、珍しく疲れを口にしている。ちなみに、キツい傾斜は標高2500mに達するまで続く見込みとのこと。

さらに、この先にもうひとつの大きな山場が待ち構えているらしい。

・クレバスの存在を確認

それは氷河などにある氷の裂け目、クレバスだ。東側に巨大なクレバス帯があるので、荻田氏はそれをかわすためにやや西へと進路を取っているという。なお、南緯88度以南のエリアに入ればクレバス帯の心配はなくなるのだとか。

とにかく、この先まだ辛抱が続きそうだ。

※南極点到達はいつ? 日時当てクイズ!
荻田氏が南極点に到達する日にちと時間を当てるクイズ実施中。到着日時を予想して、Facebookページ「荻田泰永北極点事務局」に予想コメントを投稿しよう。もっとも近い予想をした人には賞品が用意されているぞ~!!

協力:荻田泰永南極遠征事務局
Photo:荻田泰永, used with permission.
執筆:佐藤英典
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