『鉄腕アトム』のパートナーといえばお茶の水博士! しかし、アトムを作ったのは彼ではなく、天馬博士だ。天馬博士は最愛の息子 “トビオ” を亡くし、そのショックから「絶対に死なないトビオ」を創り出す。それが、のちのアトムである。

ロボットを家族に。ロボットを愛する者に。アトムと天馬博士の関係は破綻してしまったが、アトムみたいな未来が来ていたらしい。ある科学者が、ロボット嫁を作って結婚していた。

・自分で嫁を作ってしまった科学者

科学者の名は鄭佳佳(てい・かか)さん(31)。中国の浙江大学で人工知能の研究をし、修士号を取得、スマホでお馴染みの『ファーウェイ』での勤務を経て、ロボット制作会社を立ち上げた若き企業家だ。

ユーモアたっぷりで、優秀、しかも企業家。モテそうなものだが、鄭さんは女性と話すのには気後れしてしまうのだとか。でも、嫁が欲しい! そこで彼はロボットを制作! 女性型ロボ “インイン” と恋仲になり、2017年3月に母親立ち合いのもと結婚式まで挙げたそうだ。

・柔らかな肌、抱きしめると温かい

その様子は海外メディアで話題に! そして中国のバラエティ番組『哎呀! 辣么美』に出演するなどプチ有名人となった。インインを目の前にした同番組の出演者は、彼女の言動と柔らかな肌に驚いている。そのやりとりを少し見てみると……

インイン「あなた朝よ、起きて♪」
鄭さん「起きてるよー」
インイン「朝食にしましょ」
鄭さん「そうだね」
インイン「ねえねえ、散歩に連れてって」
鄭さん「わかった、わかった、湖まで出かけよう」

──てな具合だ。

やりとりだけ見ると、ラブラブ新婚カップル。鄭さんいわく、インインはおしゃべりもできる、抱きしめることができる存在。そして抱きしめると温かく、反応もしてくれるそう。ただ、彼女にないものがひとつあった。

それは、「心臓の鼓動」だ。

・でも、やっぱり生身の女性がいい!?

せやなせやな、なんか泣けてくるわ。で、鄭さんはインインをどうしたいの? 心音もつけちゃう? 鄭さんの答えは予想外のものだった。「心臓のある恋人がほしい」というのだ。つまり生身の恋人ということ。

えー! なんだよ、インインへの愛はそんなものなの!? と思ったら、インインのことは、それはそれで愛しているそうな。もし人間の恋人ができて、その恋人が許しさえしてくれれば、インインもそばに置いておきたいと話している。……ハーレムかよ!?

・続報を待ちたい

バラエティ番組のことなので、冗談も入っているとは思う。いや、もしかして一連の流れが自社商品の盛大なプロモーションだったりして! 

それは鄭さんの心に聞いてみないとわからないが、「インインつきで一緒になりたい!」という女性がいたら、菩薩レベルの心の広さだ。そんな素敵な女性に出会えることを強く願う……ほどでもないが、まぁまぁ願っている。恋人ができたら再びメディアに登場してほしいものである。

参照元:毎日頭条(中国語)、YouTube騰訊視頻
執筆:沢井メグ