ロケットニュース24

【雑誌の日】かつて本気でハマった雑誌14連発!「週刊プロレス」「バンドやろうぜ」「東京ストリートニュース」など

2017年3月4日

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本日3月4日は『雑誌の日』である。これは「ざっ(3)し(4)」の語呂合わせに由来しているが、みなさんどうだろうか? 最近、雑誌を買っているだろうか? ネットの普及以来「雑誌が売れない」なんて話も耳にするが、きっと誰しもドハマりした雑誌が1つくらいあることだろう。

そこで今回は、ロケットニュース24の記者たちが夢中になった雑誌を14タイトルご紹介したい。それぞれに熱い思い入れがある雑誌ばかりだから、自分がハマった雑誌があるかと合わせてチェックしてくれよな!

P.K.サンジュンがハマった雑誌:「週刊プロレス」


これまでの人生で、週プロ以上にハマった雑誌は無い。今のようにネットが無い時代、「週プロはプロレス以上にプロレスだった」と言っても過言ではないだろう。増刊号も買っていたし、気になる時は1日早く売り出される水道橋の売店まで駆けつけていた。

特に “フミフミ” こと「斎藤文彦」氏の可愛いコラムが大好きで、同氏のソバージュヘアにもマジで憧れた。ゴングもファイトも買っていたが、むさぼり読んだのは週プロ。あの時代の週プロには「文字」ではなく「活字」が確かにあった。

GO羽鳥がハマった雑誌:「週刊プロレス」


毎週買っていた「週刊ファミ通」と迷いに迷ったが、やはり小6から買い始めた週プロ以上に読み込んだ雑誌は無い。中2のころから読者コーナー「あぶない木曜日」に漫画やイラストを投稿しまくって、そのうち常連にもなった。

人生初の原稿料(読者コーナーのトビラ絵)をもらったのも週プロだったし、漫画家としてのペンネーム「マミヤ狂四郎」を使い始めたのも週プロだし、人生初の文通をしたのも週プロがきっかけ。もしも週プロがなかったら、今の俺はいなかった。

佐藤英典がハマった雑誌:「PEN」


今から15年くらい前、30歳手前の頃に隔週で買っていた男性向けのカルチャー誌。当時は茫然と毎日を生きていて、海外に1度も行ったことがなく、また金もなかったから、この雑誌を見て「カッコいい大人になりたいなあ」と漠然とした希望を抱いていた。

当時の販売価格は500円だったと思うが、「たった500円で良質な情報を得ることができるって素晴らしい!」と心の底から思ったものだ。誌面に載っているファッションアイテムに憧れたが、そんなものを買える金もなく、買ったとしても似合うはずもなく。ただ、妄想して「カッコいい大人とは何か?」を考えていた。2014年に当サイトが掲載されたことは、感動に値する喜びだった。

原田たかしがハマった雑誌:「サラブレ」


インターネットがなかった時代、この雑誌から競馬のすべてを教えてもらった。競馬情報だけでなく、ゲーム「ダービースタリオン」の特集も楽しみで仕方なかった。カラーページが多く、付録の名馬ポスターを部屋に飾っていたのはいい思い出。

中澤星児がハマった雑誌:「バンドやろうぜ」


中学~高校のバンド音楽を聞き始めた頃に毎月買ってた雑誌。この雑誌を読んで「バンドをやりたい」と思ったし、読みながらサクセスストーリーを妄想したことは1度や2度ではない。実は、メン募を出したこともある。

ビジュアル系メインの内容で、カラーページの「人を刺せるんちゃうか」というくらい尖ったギターの数々にも胸がワクワクした。だが、ギターを買いに行ってみると、住んでいるのが田舎だったため雑誌に載ってたギターは一切置いてなかった。そこで、店にある中で一番刺さりそうな形状をしてたフェンダーのストラトキャスターを買ったのは良い思い出。

あひるねこがハマった雑誌:「ロッキング・オン」


10代の後半は、ひたすら洋楽誌「ロッキング・オン」を読みまくっていた。図書館の書庫からバックナンバーを全部出してもらったし、古本屋やレコ屋で70~90年代の同誌を見つけては買っていた。音楽誌ではあるが、純粋に読み物としてべらぼうに面白かったのだ

特に2代目編集長・増井修氏が在籍していた時代は、編集部のメンツから音楽とは関係ないコラムに至るまで、すべてが異様に濃く最高だ。きっと頭がおかしくないと入社出来ないのだろうと本気で思っていた。

砂子間正貫がハマった雑誌:「東京ストリートニュース」


首都圏のカッコイイ高校生がモデルとなり、学園生活やファッションなどを紹介していた伝説的雑誌。90年代後半の「ストニュー」全盛期当時、野球部でツヤツヤ丸坊主だった私には「VIP高校生」と呼ばれる彼らが死ぬほど大人に見えた。高校卒業後、ダッシュで丘サーファーになったのも彼らの影響である。

──誰もがアツい思いを隠しきれない、名雑誌の数々。後半戦は2ページ目へGOだ!

参照元:今日は何の日
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

【雑誌の日】かつて本気でハマった雑誌14連発!「週刊プロレス」「バンドやろうぜ」「東京ストリートニュース」など(2ページ目)

Nekolasがハマった雑誌:「ロードショー」


小さい頃から洋画が大好きだった筆者は、毎月発売日にロードショーを買いに本屋に走り、文字通り表紙から裏表紙の隅々まで読み尽くしていた

ロードショーは、新作映画の紹介や来日俳優のインタビューが充実しているだけでなく、付録のポスターや俳優・映画辞典も最高だった。お気に入り俳優や映画のポスターを部屋に貼りまくっていた頃が懐かしく思い返される。思えば、現在海外エンタメについて書けるのもこの雑誌で培った知識の賜物なので、まさに “ロードショー様々” である。

麟閣がハマった雑誌:「ゲームラボ」


ゲーム改造やパチモノ、アジアの怪しい場所、違法コピーなどなど他のゲーム雑誌とは違う内容で攻めていたゲームラボ。前身の「バックアップ活用テクニック」時代後期~隔月~月刊化初期が個人的にアツく、アジアとパチモノにどっぷり浸かっていた頃の参考書としても役立っていた。

縁があって何回か記事を書かせていただいたことがあり、読者としても発信側としても思い入れがある雑誌だ。

りょうがハマった雑誌:「WOOFIN’」


HIPHOPを好んで聞いていた18歳~20歳の頃、必ず購入していたファッション誌。当時のラッパーといえばダボッとした服装をしていて、この雑誌を見ながらよくマネをしていた。ツーサイズ大きいTシャツやシルバーのネックレスなど……あぁ懐かしい。

特に、好きなアーティストのインタビューが掲載されている号は何度も読み返して「俺もラップしてぇ~!」と憧れていたのを覚えている。

耕平がハマった雑誌:「月刊やいま」


沖縄の石垣島を中心とした八重山諸島の情報誌。全国的にはマイナーだが、石垣島ではカリスマ的な人気を誇っている。掲載情報も、地元民や石垣島好き以外には全く刺さらない超ローカルなものばかりで、八重山諸島が大好きな私が唯一、年間購読している雑誌だ。

沢井メグがハマった雑誌:「中国語ジャーナル」


かつて存在した中国語学習雑誌。2000年代、中国や台湾の情報は簡単にネット検索できるものではなく、中国語のチラシ1枚も舐めるように読んでいた。「中国語ジャーナル」はテキストからエンタメ、時事ネタまで、初級レベルでも “生の中国語” に触れられる貴重な雑誌だったのだ。

特にエンタメは、専門誌顔負けの詳しさ! 「こんな人がいるのか~」と興味深く読んでいたものである。この頃学んだことが、最初の職場、上海万博での勤務、そして今につながるので忘れられない雑誌のひとつ。余談だが、その出版社で当編集部の和才が昔働いていたと聞き、さらに胸アツだった!

残念ながら2013年号をもって休刊したが、このようにいま手に入らない雑誌は、雑誌の専門図書館「東京マガジンバンク」などで閲覧や一部複写が可能だ。気になる人は、探してみてはどうだろう?

K.ナガハシがハマった雑誌:「サウンド & レコーディング・マガジン」


筆者がハマった雑誌は、「サウンド & レコーディング・マガジン」だ。レコーディング機材や技術に関する情報が満載のこの雑誌。作曲をきっかけに読み始めたのだが、読めば読むほど新しい録音機材が欲しくなり、作曲のことをすっかり忘れ、機材のことばかり考えていた時期があった。

毎年、年末発売号にプロミュージシャンの自宅スタジオの “今” を掲載する「プライベートスタジオ特集」があり、最新の流行機材をチェックするのに最適だ。宅録を始めようと思っている方には、ぜひ一度目を通してみていただきたい。

K.Masamiがハマった雑誌:「怪」


記者がハマったというか現在進行形で愛読しているのが、世界で唯一の妖怪マガジン「怪」だ。この雑誌の特徴は、執筆者が幅広いこと。「お化けにゃ学校も試験も何にもない」といわんばかりに、執筆者の肩書など無視。妖怪界の大家から知る人ぞ知る妖怪好きまで、とにかくお化けが好きで、お化けについて一生懸命研鑽(けんさん)を深めている。

──つまり、変態の記録の寄せ集めと言っても過言ではない。ジャンルも研究成果から小説や写真、漫画などさまざまだ。正直、紙媒体の雑誌は厳しいと思われるこの時代に、これだけ好き放題やりながら濃い内容の雑誌が出せているという点でも貴重な一誌。密かな目標は、いつか「怪」に自分の書いたモノを載せてもらうことだったりする……。

──以上である! いかがだっただろうか? あなたがハマった雑誌は入っていただろうか? 奇しくも我々は、結果的にライター業の道へ進んでいる。そういう意味では、これらの雑誌が無ければ人生すら変わっていたのかもしれない

冒頭でもお伝えした通り、雑誌が売れないと言われるこのご時世。「雑誌の日」を機に、それぞれがハマった雑誌に思いを馳せつつ、新たな雑誌を手に取ってみるのもいいだろう。

参照元:今日は何の日
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼こちらが、当サイトが掲載されたPEN。

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