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アラフォー。この言葉は「around forty」を略したもので、40歳前後の人を指す和製英語である。私事で大変恐縮だが、記者も現在38歳、次の1月で39歳というバリバリの「アラフォーど真ん中世代」だ。

約10年前、30代に突入したときも「おっさんになったなぁ」と思ったが、今思えば大したことではなく、何より切実さが全く違う。今回は記者がここ1~2年で何度も感じた「トシ取ったなぁと思う瞬間7連発」をお届けしたい。

・ここ10年での劇的変化

密かに誇りにしているのだが、記者は童顔なこともあり「若いですね」と言われることもしばしばだ。同窓会に出かければブッチギリの若さだと思うし、肉体的、精神的にもフレッシュさをキープしている方だろう。……だが、それでも老いは感じる。いや、感じざるを得ない。例えば以下のようなシチュエーションは10年前にはあり得なかった。

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・その1:「エレベーターに乗ってボタンを押してない」

なるべく頭を使うように心がけているものの、おそらく脳は徐々に退化している。エレベーターに乗ったのに行先ボタンを押していないことは まあまあの頻度で発生し、そのたびに泣きたくなることは内緒だ。特にスマホをいじっていると、低くない確率でボタンを押し忘れている。

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・その2:「コンビニで買った商品を忘れる」

コンビニで商品を買う、お金を支払う、お釣りを受け取る、財布に入れる。一連の動作にホッとしてしまうのか、肝心の商品を忘れ「ちょっとお客さん!」と声をかけられることが結構ある。精いっぱいの苦笑いで切り抜けているが、心の中は大号泣だ。

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・その3:「親世代の葬式に出る機会が増える」

年齢は全人類が等しく重ねるものであり、自分一人が歳を食うワケではない。当然、アラフォーの親御さん世代も天寿を全う、もしくは病魔に蝕まれる機会が増えてくる。10年前は3~4年に1度ペースだった親世代の葬式も、年1ペースになると「トシを取ったな」と思わざるを得ない。

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・その4:「残尿感がヤバい」

普段からなるべく気を使って運動を心がけても、身体能力はピークを過ぎ下り坂に入っている。個人的に10年前と明らかに違うのが「残尿感」で、いわゆる “キレ” がマジで悪くなった。気合いを入れないと事故る確率はかなり高い。

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・その5:「言葉が出てこない」

何かを言いかけたのに、言葉が出てこないことはしょっちゅうだ。何とか言葉を思い出そうとしているうちに、そもそも何を言おうとしていたか迷子になるコンボも高確率で発生する。また、会話が「アレ」ばかりになるのは、もはや仕方がないと諦めた。

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・その6:「間違っても徹夜できない」

確かに10年前も徹夜はきつかった。だが、気持ちと体力で何とか乗り切れた。今は「徹夜(オール)」というワードを聞いた瞬間、「はい無理~」と勝手に諦める。「きついなぁ」とかではなく、無理なのだ。

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・その7:「信号でダッシュしない」

10年前なら横断歩道を渡るとき……いや、横断歩道の20メートルほど手前からでもダッシュが可能だった。というか、体が勝手に走り出していた。ところが、ここ数年は最初の1歩がマジで出てこない。おそらく何年かは信号で走っていないハズだ。

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──ざっと以上である! 冒頭でも述べたように10年前の「トシ取ったなぁ」という感想とは切実さが違う。10年後はさらに切実かと思うと超おっかねぇぇええええ! とはいえ、「俺もまだまだ若い!」と思うことも多々ある。まあ、それがおっさんの証拠なんだろうけど。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.