数あるマクドナルドのサイドメニューの中でも、圧倒的な存在感を放つチキンマックナゲット。ナゲット自体の “あの味” はもちろんのこと、BBQやマスタードなどソースもめちゃめちゃウマい! 出来ればソースだけボトルで売ってほしいほど、完成度は高いといっていいだろう。
そんなナゲットソースは世界中に様々な種類が存在し、東南アジアには「カレーソース」があることをご存じだろうか? つい先日のこと、シンガポールからの客人がカレーソースをざっと200個ほどお土産としてプレゼントしてくれたのだ。ムムム……ありがたいけど200個は多すぎるぜよ……。
・シンガポールでは大人気らしい
聞くところによると「カレーソース」は、シンガポールでは定番のナゲットソースだという。一時は追加も無料だったものの、あまりの人気に持ち帰る人が続出、今では販売扱いとなった大人気ソースらしい(もちろん、1人前に1つは付いてくる)。「東南アジアのマックでは定番だよ」との話もあるが、どの国まで取り扱いがあるかの詳細は不明だ。
それはさておき、食べてみると確かにウマい。スパイシーカレーというよりは、甘さが特徴的なフルーティーカレーといった印象で、いかにも東南アジアっぽいフレーバーである。ただ200個はいかんせん多すぎる……どうにかして消費出来ないだろうか?
・カレーを作ってみる
そこで考えついたのが、カレーソースを使ったカレー作り。ルーの代わりにカレーソースを使えば、本格派アジアンカレーが完成するのでは? いや、どう考えても完成するに違いない。シンガポール生まれのカレーソースが手元に200個もあるのは、きっと神の導きなのだろう。
というわけで、いざ調理開始! レシピは至ってシンプルで、ルーの代わりにカレーソースを投入するだけである。肉・にんじん・玉ねぎ・ジャガイモを炒めてから水で煮込むのは一般的なカレーと変わらない。さあ、後はカレーソースをぶっ込めば本格派アジアンカレーの完成だ!
カレーソースを投入すると、部屋には独特の薬膳チック、もしくはスラム街チックな香りが充満する……。好き嫌いがある香りだが、これはこれでいいんじゃないか? そして完成した『カレーソースカレー』を、みんなで試食してみると……!
あっんまぁぁぁぁあああ! めちゃめちゃ甘い!! 狙っていたフルーティーさは完全に姿を消し、ただただ甘いだけのカレーが爆誕! カレーの王子様が尻尾を巻いて逃げるほどの “激甘カレー” と言ってもいいでしょう!! こ、これは……。
・どう味わってもマズイ
味自体は正直、ウマくはない。食べられないほどではないが、ウマいかマズいかで言ったら満場一致でマズイ。「震えがくる味」「最高に美味しくない機内食」「彼女が作ったら注意する味」など様々な意見が出たが、残念ながらカレーソースで美味しいカレーは出来ないと判明した。
なお、そのまま捨てるのはもったいないので、中華調味料「創味シャンタン」を投入したところ、それなりに食べられる味までレベルアップしたことは記述しておこう。あれだけマズい料理をそれなりに仕上げてしまう創味シャンタン……恐るべし。
とにもかくにも、マックナゲットのソース自体が美味しいことは間違いない。ただし余計な手間を加えると残念な結果になりかねないから、そのまま食べることをオススメするぞ。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼こちらが動画だ。
▼「まずいっすね。文句なくまずいっすね」
▼GO羽鳥、絶句。
▼創味シャンタンを入れたらそれなりの味になった。
▼「さっきよりは食えるけど……」
▼おまけ。レシピの考案者。
▼それ自体はウマい。ただし、200個はいらないかな?