2016年9月7日に開会したパラリンピック。ゴールボールやボッチャ、車椅子ラグビー、シッティングバレーボールなど、普段目にすることのない競技を楽しんでいる人も多いことだろう。

そんなパラリンピックでは、選手が「貰ったメダルを耳にあてる仕草」をしていることをご存じだろうか? この度、パラリンピックの公式 Facebook がその訳を説明してくれていたので、ご紹介したい。

メダルを耳に当てるパラリンピアンたち。その仕草から分かる通り、彼らはメダルを聴いているそうだ。

一体なにが聞こえるのか? それはメダルの中に入れられた “スチールボール” の音。なんと今回のリオデジャネイロパラリンピックから、各メダルの中に小さなスチールのボールが入っていて、メダルを振ると音がするというのだ。

その理由は、視覚に障害がある選手が、どのメダルを手にしたか分かるため。銅メダルには16個、銀メダルは20個、金メダルは28個のそれぞれ違った数のスチールボールが入れられているので、メダルによって音の大きさが違うのだ。

またメダルの表面には点字で「リオ 2016 パラリンピックゲーム」とも書かれているそう。そんな配慮がなされていただなんて知らなかったよ!

参照元:Facebook
執筆:小千谷サチ

▼メダルを耳に当てる選手たち

▼こちらは点字