音楽にしてもアートにしても、自分の作品を公の場で披露することは、とても緊張するひと時に違いない。好評を得られれば次作品を制作する励みにもなるが、評価が悪ければ自信を失ってしまったり、アーティスト生命を絶たれてしまう可能性もあるからだ。

そんななか、あるおばあちゃんが ‟初の個展” を開くも誰も現れず、孫が「おばあちゃんが落ち込んでいる」とTwitterでつぶやくと、思いがけなく素敵な展開に発展したというのである!

・おばあちゃんが初の個展を開くも誰も現れず……

米コネチカット州に住む89歳のマグダレン・ジョーダンさんは、2歳の時から絵を描き始め、ついに、地元の図書館のスペースを借りて個展を開くチャンスに恵まれたという。

多くの人に自分の作品を知ってもらえる機会を与えられ、喜びでワクワクしてたおばあちゃんだったが、期待に胸を膨らませていた個展には、誰一人として現れなかったのである。

・SNSで話題となった ‟悲しむおばあちゃん”

ガックリと肩を落とすおばあちゃんの姿を見て、胸を痛めた17歳の孫娘リリーさんが、「おばちゃんが自分の個展に誰も来なくて、‟自分がバカみたい” だと言っていたの」と、悲しい顔の絵文字付きでツイート。

すると、彼女の投稿は2万回以上リツイートされ、‟いいね!” は3万回を超えるほどの話題を集めることとなったのだ。当初、期待外れの結果に落ち込むマグダレンさんは、SNSで「Sad Grandma:悲しむおばあちゃん」と呼ばれていた。

だが、そんなおばあちゃんを喜ばせたいと、なかには「個人的におばあちゃんを知っている訳ではないけど、個展の情報を教えて!」といった返信をする人も現れ始めたのである。

・SNSに寄せられた称賛の言葉が、おばあちゃんの大きな励みに!

そして、リリーさんがTwitterに投稿したおばあちゃんの作品には、多くの人から「とても素晴らしい絵ね! 近くに住んでいたら絶対個展に足を運ぶわ!!」といった、称賛の言葉が寄せられる結果となったのだ。

これにはおばあちゃんも大喜びで、リリーさんも「個人的に知り合いでもない大勢の人が、こんなにおばあちゃんを気にかけてくれるなんて本当に嬉しい!」とコメントを発し、人々の温かい気持ちに感動していたそうだ。

やはり、何に関しても人から褒められれば、俄然やる気が沸くというものだ。次におばあちゃんが個展を開く際は、リリーさんがSNSを使って宣伝してあげれば、さらにイベントが盛り上がりそうである。

参照元:Facebook @Thompson Public LibraryFOX61(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらがリリーさんのツイート