日本で第2次海外ドラマブームの火付け役となり、大ヒットした脱獄アクションドラマ『プリズン・ブレイク』。本作で、主役マイケルを演じたイケメン俳優ウェントワース・ミラーは、後にゲイであることをカミングアウトし、同性愛者であることに悩み続けて自殺未遂を犯したこともあると告白していた。

そんな彼が、過去に激太りしたことでネット上で嫌がらせを受けたことについて一喝し、一時期、激太りしてしまった衝撃的な理由を明かしている。

・ウェントワースがネット上の嫌がらせに一喝!

ウェントワースは自身の公式Facebookページに、『プリズン・ブレイク』撮影中で細かった頃の写真とシリーズ終了後に激太りした彼の写真を比べて、オチョくったサイトの画像を掲載。その写真には、「脱獄してマクドナルドを見つけたら、こうなっちゃたんだ」とのジョークが書き加えられている。

そしてウェントワースは、人の気持ちを傷つけるネット上の嫌がらせを一喝すると共に、彼が抱えてきた苦悩を告白したのである。

・過去に激太りした衝撃的な理由を明かしたウェントワース

その投稿には、

「今日、自分がネタになっているネット上の嫌がらせを見つけたよ。何回も経験していることだけど、特にこれはひどい。2010年に俳優業から離れている時、僕は自殺願望を抱えていた。このことについては今までも語ってきたけど、その時期は、人生でも一番落ちている時だった。

子供の頃からゲイであることを悩み続けて、自分が欠陥品であるかのように感じていた。そして、自暴自棄になっていた僕は、食べ物に慰めを求めるようになった。ドラッグや酒、セックスだった可能性もあるけど、僕は食べることだけが楽しみになったんだ」

と綴り、一時期に激太りした衝撃的な理由を述べたのだ。

彼が書き記した長い投稿の最後には、鬱や自殺願望で苦しんでいる人に、「一人で抱え込まずに助けを求めて!」と支援団体の連絡先が掲載されている。

・ファンがウェントワースの告白をサポート!

彼のような著名人が、自分が抱えてきた問題や、苦悩を赤裸々に告白することは勇気がいるだろう。にもかかわらず、同じような状況にいる人々を少しでも励ましたいという気持ちから、行動を起こした彼を支持するファンの声は大きい。

「自分の経験や思いをシェアすることで、どれだけ人々にポジティブな影響を与えているか分かってほしい。あなたは、とても美しく勇敢です」
「ウェントワースが鬱と自殺願望を克服して活躍しているなんて大きな励みになるわ」
「私も不安症と鬱に悩まされているけど、闘い続けようという気持ちになった」
「彼のメッセージが広がって、一人でも多くの人が救われますように」

と、激励とサポートの声が多く寄せられている。

ゲイであることをカミングアウトしたウェントワースは、現在もハリウッドで俳優として大活躍中だ。アメコミヒーローが集結するアクションドラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー』に出演中で、復活版となる『プリズン・ブレイク』ミニシリーズの撮影が、近々スタートする予定である。彼の勇気ある告白と活躍ぶりに、励まされるファンはきっと多いに違いない。

参照元:Facebook @Wentworth Miller
執筆:Nekolas

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