【本人降臨】ベネディクト・カンバーバッチがネット上にて「何でも聞いてね」と質問を受け付け! Q&A 34選がコレだ!!

Q24:映画『フィフス・エステート 世界から狙われた男』で、ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジを演じられましたね。そのことでアサンジはあなたのことを「雇われた殺し屋」だと述べ、“真実をゆがめている” と、映画を酷評しました。彼からのメッセージは、あなたに影響を与えましたか?
A24:もちろん。自分が演じようとしている人物から、知的に、丁寧に、演じるのを止めてほしいと言われれば、気になるものだ。しかし彼からの手紙で、僕はなぜ自分がこの作品に出演するのか、より深く考えるようになったんだ。

右翼のプロパガンダに利用された訳でも、お金のためでもない。この作品では、自分の身を犠牲にして、人々にソーシャルメディアとネットでの発言力に気付かせ、権力を持った集団や組織の偽善や不正に対して疑問を持つことを教えてくれた人物が描かれている。

こうした点が、健全な民主主義などに対する僕の信条と深く共鳴したんだ。ウィキリークスの内部とアサンジに光を当て、組織内のゴタゴタを分析したこの力強い作品は、社会に関する議論を始めるとっかかりの役割を果たしているんだ。

僕は、タブロイド紙にこき下ろされた男性を、1人の人間として浮かび上がらせたかった。彼がただの “変な、白髪のオーストリア人” だけではないことを、みんなに思い出してほしいんだ。映画は、人々の意見を同じにするものではなく、議論を引き起こすべきもののはずだ。

▼映画『フィフス・エステート 世界から狙われた男』の予告編

Q25:最近、テレビも映画と同等の芸術的な表現手段かどうか論じられていますね。テレビと映画の両方で成功を収められているあなたは、どう思われますか?
A25:間違いなく、テレビも芸術的表現手段だと思うよ。僕の仕事を評価してくれてありがとう。

Q26:これまで演じてみたかったのに、断ったり逃したりした役はありますか? それはどんな役ですか?
A26:演じたかった役を断ったことは無いけれど、逃したことはあるよ。失礼に当たるから、どんな役かは言えないけれどね。

Q27:インタビューでどんな質問を受けてみたいですか?
A27:僕は常々、インタビューの聞き手は、文化的なことやファンの人々について質問すべきだと思っているんだ。僕の個人的な人生うんぬんではなくてね。

優れたインタビューは、会話のように展開していくものだ。編集者の都合で、予定調和に進められるだけの、あらかじめ答えが分かっているようなやり取りではないはず。残念ながら、そういった内容のものばかりだけど、ときには素晴らしいインタビューもあるんだ。

Q28:私の夫はペットの魚に、あなたの名前をつけました。どう思われますか?
A28:魚が長生きするとイイネ。でも屋上に水槽を置いたらダメだよ!

Q29:みんな色々な理由で、あなたのことが大好きです。性格、見た目、髪型、頬骨……。あなたは、自分のどこが好きですか?
A29:俳優にとって、内面の感情を表す上で目が重要な役割を果たすと思っている。その点では母に感謝しているよ。他のことについては、あなたの意見を甘んじて受けよう。

Q30:僕の妻がとっても知りたがっている重要な質問です。バスローブを着るとき、下は裸ですか?
A30:僕のバスローブの下には、裸の誰が一緒にいるのか聞くべきだね。

Q31:映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でサイモン・ペグさんと共演されましたね。作品の中で、あなたとペグさんは、とても仲が良かったと聞きました。彼は友人と一緒に仕事をすることが多いようですが、将来、あなたがペグさんのコメディ作品に出ることはあるのでしょうか?
A31:それは、サイモンに聞いてもらわないとね。僕は、僕のコメディのスタイルが好きだし、良いプロジェクトのオファーがあれば、もちろん話に乗るつもりだよ。『SHERLOCK(シャーロック)』にもユーモアの要素をたくさん盛り込んでいるけれど、“普通のコメディ作品” の中で “普通の人物” を演じるのは楽しそうだね。

Q32:お気に入りのイタズラはなんですか?
A32:映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の「ニュートロン・クリーム」に決まってるよ!

また、友人グループとレストランに行ったときには、こんなイタズラをすることもある。友人の1人がトイレに立った際に、ウェイターに「今日は、彼 / 彼女の誕生日なんだ」と嘘を付くんだ。そして友人がトイレから帰ってきたときに、偽のお祝いで盛り上がって、恥ずかしい思いをさせるってわけさ。無料でケーキも食べられるしね。

(編集部注:「ニュートロン・クリーム」とは、映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でサイモン・ペグさんが、行ったイタズラ。「撮影が行われる施設内では、空気中に含まれるイオンから肌を守るために、“ニュートロン(中性子)・クリーム” を塗って、ピョンピョン飛び跳ねなければならない」との噓がペグさんによってでっち上げられ、カンバーバッチさん含め、多くの共演者が信じ込んだのだとか。)

▼映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の予告編

Q33:好きな曲をトップ5は何ですか?
A33:今は alt-J (アルト・ジェイ)の『MS』、London Grammar(ロンドン・グラマー)の『Strong』、Sigur Ros(シガー・ロス)のアルバム『Valtari』に収められているほとんどの曲、ELBOW(エルボー)の『One Day Like This』、Nick Mulvey(ニック・マルヴェイ)の『Fever to the Form』、Jake Bugg(ジェイク・バグ)の『Two Fingers』……僕は数を数えるのと、お気に入りを挙げるのが苦手なんだ。

Q34:ヌテラとマーマイト。どっちが好き?
A34:マーマイト。

参照元:RedditTOR.com(英語)
執筆:小千谷サチ
イラスト:稲葉翔子

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