えっ、ウソでしょ? サッカーの試合では、そう思ってしまうようなプレーを目の当たりにすることがある。通称・珍プレー。中には、歴史に刻まれるほど笑いの神が降臨したものもあり、いまだに語り継がれているプレーも少なくない。

この度、そんな「神様のイタズラ」的な珍プレーに新たな1ページが加えられた。タイで本当にあった爆笑PKの様子は、動画「Goalkeeper’s Penalty Blunder As Ball Bounces Back Into The Goal」で確認できる。

・タイで本当にあった珍事

海外サイト「news.com.au」が報じるところによると、歴史に残るPKがあったのは、バンコクで行われた試合でのことだ。バンコクスポーツクラブ vs サトリアーントーンの一戦は、2−2で決着つかずPK戦で勝敗を決することになったという。

そしてこれまた接戦となり、19−19と究極のサドンデスに突入していた。つまりハラハラドキドキが止まらない局面で珍プレー炸裂というワケだが、一連の流れを簡潔に文章で表すと次のようになる。

キッカーの蹴ったボールがクロスバーを直撃 → 大喜びのキーパーは仲間のもとへダッシュ → ボールはまだ生きていた!→ スピンのかかったボールはゴール方面へ → 観客絶叫 → キーパーが気づくも無人のゴールへと吸い込まれる

……といった感じで、PKをストップしたことで勝敗が決したと思いきや、想定外の出来事が発生。またしてもサドンデスに突入したのである。これぞまさに天国と地獄。ゴールキーパーは気の毒だが、まるでコントのような光景は爆笑不可避となっている。

・珍プレーで力尽きる

世紀の珍プレーで動揺したのか、思わぬ形でPK続行をするハメになってしまったサトリアーントーンは、次のキッカーが失敗。その結果、バンコクスポーツクラブが起死回生の勝利を収めた。

余談だが、似たような珍プレーはこれまでにも起きたことがある。その時は、一度シュートを止めたキーパーが喜びのあまりボールから目を離してゴールに繋がった。やはり、勝負事は最後の最後まで何があるか分からない。

参照元:YouTubenews.com.au(英語)
執筆:原田たかし

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