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今や、お菓子の定番となっている「グミキャンディー」。実は今から90年以上前となる1920年に、ドイツの「ハリボー(HARIBO)」という菓子メーカーが開発したものなのだ。何を隠そう、筆者もハリボー定番のクマの形をしたグミは大好きである。

なんとその「ハリボー」のグミのひとつが、見た目も味もタイヤのようで「完全にナシ」という噂が絶えない。まさか、世界最大のグミメーカーと言われるハリボーがナシなものを作るはずないだろ! ということで、実際に食べてみることにした。

・パッケージに描かれてるタイヤと同じ形

筆者はその『タイヤのようなグミ』を輸入雑貨店で見つけ、税込230円で購入。パッケージの小窓からは、円形で真っ黒なタイヤっぽい物体が見える。というか、パッケージに描かれてる自転車のタイヤと同じ形だ。

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パッケージには、大きく「シュネッケン(SCHNECKEN)」と書いてある。意味を調べてみると、ドイツ語で「カタツムリ」という意味らしい。グミの形がグルグル巻きになっているからなのだろうが、これならいっそのこと「タイヤ」と表記してしまった方が潔いような気が……。

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・完全にナシな匂い

それはさておき、さっそく開封といこう。袋を破いて匂いを嗅いでみると……うわっ! 甘苦臭い!! 甘みと苦味の混ざった独特の匂いだ。個人的に、この匂いをアリかナシかで言うと、完全に、完全にナシだ。

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・完全にナシな見た目

袋から出して手にとってみると、いまだかつてないほどに黒い。筆者が見た中で最も黒い食べ物と言えよう。そして、あまりの黒さに食べたいという気にならない。個人的に、この見た目をアリがナシかで言うと、完全にナシである。

バージョン 2

・完全にナシな味

では実食といこう。パッケージの裏側を見てみると「ラクリッツ(甘草の一種)を使った個性的な味のグミキャンディ。カタツムリ型を伸ばしながらご賞味ください」と書いてある。そもそも「個性的な味」という言葉が怪しいぞ……。

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パッケージのアドバイス通り、カタツムリ型を伸ばして食べてみると……ん? んん? んんん!? うわぁぁぁあああ! なんじゃこりゃぁぁぁあああ!! ヤバイヤバイ、これは絶対にヤバイッ!!

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詳しく言うと、口に含んで噛み始めてから、最初の3秒くらいまでは無味無臭、5秒程でわずかな甘みが感じられ、8秒で苦味が出てきて……10秒程で甘みと苦味が爆発! といった感じである。個人的に、この味をアリがナシかで言うと、完全にナシだ。

・完全にナシな食感

そして筆者が最も気になったのは食感だ。噛むとボソボソとしているだけで、一般的なグミにあるような弾力が無い。個人的に、この食感をアリがナシかで言うと、もちろん完全にナシである。

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・ハマる人もいるらしい

あまりにもナシ過ぎたので、詳しく調べてみたところ……これは、アメリカやヨーロッパでは昔から人気のあるお菓子で、厳密に言うとグミではなく「リコリス」もしくは「ラクリッツ」と呼ばれているものらしい。

しかも、この菓子に使用されている甘草(カンゾウ)は、漢方薬によく使用されているものなので、体に悪くはなさそうである。中にはこの独特な味にハマる日本人もいるそうなので、気になった方は「ナシ」と決めつけずに、是非1度食べてみていただきたい。

参考リンク:HARIBO「SCHNECKEN」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼これが「シュネッケン(SCHNECKEN)」という『タイヤのようなグミ』だ。
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▼苦甘い香り。
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▼最高に黒い。
バージョン 2

▼「個性的な味」という言葉が怪しい。
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▼マジでナシだった……。
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▼是非、自分で食べて確かめてみて欲しい。
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▼ちなみに「ハリボー」といえば、クマのグミが定番だ。
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▼やっぱり最高! メッチャうまいゼ!!
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