2019年頃からだろうか? コンビニやスーパーのグミ売り場で『4Dグミ』という名前のグミを見かけるようになったのは。

4Dグミとは、精巧に作られた立体型のグミ。名前の由来は3D + Delicous(デリシャス)で、日本だけでなく世界中で人気を集めているのだという。

長らくこのグミを食わず嫌いしていた筆者なのだが、とある理由から最近ドハマりしてしまった。本記事では未購入者が陥りがちな誤解と、買ってわかった4Dグミの魅力についてご紹介させて欲しい。

・未購入者が陥りがちな誤解

長い間4Dグミを避けてきたのは、とにかく「手が汚れそう」だから。

説明するよりも見てもらう方が早いだろう。こちらが筆者が初めて購入した4Dグミ、カービィ(筆者が購入した店では税込213円)。

カービィの口から中身のグミが見えるという 可愛すぎるデザインに惹かれ、思わず購入したのだが……


指で押した時のグミの動きが滑らか過ぎて、まるで濡れているかのようなヌメりを感じないだろうか?

てっきりグミがシロップや油でコーティングされているのだと思い込み、発売から4年近くも買わずに避けてしまっていたのだ。


ところが開封してみると なんてことはない。硬めのグミに全くヌメりは感じられないし、むしろゴムボールのようなキュキュッとした質感。

完全に筆者の思い込みだったのである。今まで誤解していてごめんよ、4Dグミ~~!!!!



──ということで改めて見てみると、4Dグミは非常に精巧。

カービィの表情は2種類あってどちらも可愛い!

細かいところまで立体感があること、パーツごとに色が使いわけられていること、プラスチックのおもちゃのような透明感があることが4Dグミの特徴である。


「ごめんね」と思いつつも頭からかじってみると、噛み応えがあっていい感じ!

味はピーチで、甘みと匂いが強くてちょっと人工的。好き嫌いはわかれるかもしれないが、筆者的にはもう少し控えめでも嬉しいかなぁ。


・種類豊富でどれも可愛い

カービィ以降はすっかり4Dグミに抵抗がなくなり、新しい種類を見かけたらちょくちょく購入するようになった。

例えば『JUICY RUSH(ジューシーラッシュ)』(筆者が購入した店では 税込262円)。


透明感のあるブドウグミの中に濃厚なブドウソースが入っている。

子どもの頃に集めたプラスチックのおもちゃのようにキラキラ。食べるのがもったいなくなってしまうぐらい可愛いのだが、名前通りジューシーで美味しいものだから 勝手に手が伸びて食べ進んでしまう。



続いては、『BLOCKS(ブロックス)』(筆者が購入した店では 左:通常版が税込213円、右:のりものパックが税込537円)。


その名の通りブロック型のグミで、好きな形に積み上げて遊べる知育菓子のようなもの。

72g入りの通常版と比較すると、のりものパックは160g入りと大容量サイズ。おまけにタイヤや小さめのパーツが入っているので、より自由に遊べるのだ。

カラフルな色合いと精巧な造形は本物のおもちゃみたいだし、一般的なグミよりも硬い4Dグミは、まさにブロックにピッタリな材質である。


ただし、本物のおもちゃとの違いは形の保持力にある。

グミブロックの上には凸、下には凹が成型されているのだが、両者を重ね合わせてもカチッとはまらない。ただブロックの上にブロックを置いただけの状態だ。

そのため高く積み上げれば簡単に崩れるし、アンバランスな形は作れない。さすがにブロックとしての機能はそこまで優れていないかな、という印象だ。


バランスを考えながら慎重に重ねることで、なんとか作品が完成。ブロックというよりはバランスゲームのような楽しみ方となった。

筆者が作ったのはポケモンのフシギダネと、


車とゲート。

完成度が高いとは言えないが、まぁ、愛嬌があってそれなりに気に入っている。脳トレ的な意味で考えると、子供だけでなく大人も十分楽しめるはずだ。



カービィをきっかけに長年の食わず嫌いを克服した4Dグミ。相変わらず「味はもうちょっと薄くていいかな」なんて思いつつも、これからも新商品を見かけたら手に取ってしまうだろう。

なんていったって、4Dグミの新商品サイクルは他よりも早い……ような気がするのだ。あぁ、コンビニとスーパーのグミ売り場から目が離せないぜ!

参考リンク:AMOS 4Dグミ
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.