最近ハンバーガー業界は、マクドナルドが何かと話題になっている。昼マックを廃止しておてごろマックの提供を始めたことや、ダブルチーズバーガーがチーズバーガー2個よりも高いことなど、ネット上で注目を集めている。
そんななか、ケンタッキーフライドチキンが新メニューの販売を開始した。その商品とは、「粗挽きマスタードクリームの焼きチーズハンバーグサンド」、つまりハンバーガーだ。KFCのハンバーガーの実力はいかほどのものか!? 実際に食べてみたぞ!
・バーキンのワッパーと同一価格
この商品は単品で490円。バーガー単品としてみた場合、マクドナルド・ロッテリアの価格設定と比べるといくぶん高め。バーガーキングのワッパー単品と同じ値段である。
・独特の開け方
包装紙も特徴があり、袋から出さずに食べることを推奨している。袋裏面のミシン目を切り離し、てっぺんをめくって、そのままかぶりつくことになる。どうやらソースで手がベタベタになる可能性があるようだ。
・ソースたっぷり
商品には肉厚なハンバーグにホワイトチェダーチーズを乗せて焼き、レタスとサンド。カマンベール入りチーズソースと、粗挽きマスタードクリームソースで仕上げている。袋から出して中身を確認すると、こぼれ出しそうなチーズとマスタードソースがたっぷりと詰まっている。たしかにこれを袋から出すと、確実に手が汚れてしまうだろう。
・マスタードの控えめな主張
一口食べてみると、全粒粉バンズの香ばしいかおり。しっかりとしたハンバーグの食べ応えと共に、チーズのコクを感じる。粗挽きマスタードクリームソースは意外と控えめで、軽い酸味を感じる程度だ。この手の味付けの場合、マスタードの主張が強くなることがあるが、この商品はあくまでも脇役に徹しているところに好感が持てる。
・サイズ的に物足りない?
味付けに工夫がしっかりと施されているのだが、バーガーキングのワッパーと同一価格であることを考えると、ちょっとサイズ的に物足りない感じも否めない。とはいえ、こまやかな味の設計がなされていることを考えると、お値段以上のお得感はあるだろう。安さだけを強調した商品に比べれば、はるかに納得できる。混沌とするハンバーガー業界に一石を投じることができるか、気になるところだ。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼表から開けずに、裏からてっぺんをめくるようにして開封する
▼袋から出さずに食べる
▼袋から出してみると、たしかにソースたっぷり
▼割とマスタードが控えめ。肉厚なハンバーグで食べ応えある