バーガーキングは、2023年1月27日に今年最初の新作バーガーの販売を開始した。それが「チーズバーガー・ゲレンデ」の3商品である。

商品の売り文句は「チーズバーガー界を見おろすデカさ!」とある。そんな業界あったとは知らなかった……。実際に商品を購入したら、「デカさ」にも「価格」にも「紙ナプキン」にもビックリしたぞ。

・価格にびっくり

この新作は6枚のゴーダスライスチーズチーズとホワイトチーズソースがゲレンデの雪を彷彿させることから、この名が付けられたそうだ。

巨大なチキンパティを2枚挟んだ「ダブルチキン・ゲレンデ」、ビーフパティとチキンを挟んだ「チキン & ビーフ・ゲレンデ」。そしてビーフパティ3枚を挟んだ「トリプルビーフ・ゲレンデ」の3商品が同時に登場している。


バーキンはそのデカさを最大のインパクトとしているようだが、私(佐藤)はそのほかに2つの要素にも驚いた。まずは価格だ。


ダブルチキン・ゲレンデが単品税込1570円!


チキン & ビーフ・ゲレンデも単品税込1570円!


そしてトリプルビーフ・ゲレンデが単品税込1890円!!


バーキンの定番商品、ワッパーは単品で税込570円。もっとも安いチーズバーガーは単品税込270円だから、この3商品はめっちゃ高い!! 高級品だろッ!

はたして本当に写真のようにデカいのか? そして味は? トリプルビーフ・ゲレンデをセット(税込2190円)で購入。フレンチフライトオニオンリングに変更したのでさらに+30円。ランチで2220円も使ってしまった……



・紙ナプキンにびっくり

早速中身を確認してみよう。……と、袋をのぞくと紙ナプキンの量がハンパない、12枚も入っているじゃないか。「SDGs」とか何とか、環境に配慮した生き方が求められいる現状において、こんなに紙ナプキンを入れるとは。

実はコレがのちほど大活躍する……


・デカさにびっくり

さて、これがセット内容だ。3B(ビーフパティ3枚)と書かれた包み紙から、バーガーのただならぬサイズ感がうかがえる。たしかにデカいな。


包み紙をはぎとるとご覧の通り。「日本のハンバーガーは小さすぎる」と嘆くアメリカ人でもきっと「オーイェー!」と歓喜するに違いない。かなりの肉々しさだ。


上のバンズをめくってみると、ビーフパティとチーズが折り重なるようにして積み重なっている。ホワイトチーズソースが潤滑油のようになって、若干雪崩が起きてしまっているな。ゲレンデだけに……


バンズを触っただけでこの有様だ。ここで紙ナプキンの出番である。


半割にすると、チーズチーズ・肉・チーズチーズ・肉肉・チーズチーズのたんぱく質の断層が出来上がっている。ちなみにエネルギーは1263kcal、脂質は87.8。予想通り、なかなかファッティ―だな。


よく見ると、下のバンズがぺちゃんこになって「せんべい化」してしまってるじゃないか。これはもう具材をバンズで挟んだ「ハンバーガー」と言えないかもしれない。そうなると、先ほど歓喜したアメリカ人もブチ切れる可能性もゼロではないだろう。


そしてやっぱり手が汚れる。あの量の紙ナプキンは必要だったと納得する次第である。


という訳で、チーズバーガー・ゲレンデは価格とデカさと紙ナプキンがそろってこそ、その真価を発揮する商品である。ぜひ、紙ナプキンの使い心地を試してみて欲しい


参考リンク:バーガーキング
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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