マクドナルドとゴジラの初コラボレーションによる『ゴジラバーガー』3種が現在販売中だ。普段、私(中澤)はこういうキャンペーン的な商品をあまり買わないのだけど、今回ちょっと気になったのはハンバーガー自体がウマそうなこと。ゴジラ関係なく店頭で広告画像を見て食べてみたいと思った。
売り出し文句の「3種の “究極” バーガー」という言葉は伊達ではないのかもしれない。そんな3つの商品は「旨辛肉厚ビーフ&ザク切りポテト(単品590円 ※都市型店舗、以下同)」「スモーキーペッパーチキン(単品520円)」「チーズダブルてりやき(単品550円)」なのだが……これ、実質一択じゃね?
・チーズダブルてりやき一択だろ
どう考えてもチーズダブルてりやきが1番コスパが良いように感じられるのである。通常のてりやきマックバーガーは単品410円なので、140円プラスでてりやきパティとチーズがトッピングできると考えると結構安い。
私がゴジラバーガーに興味が湧いたのもこのチーズダブルてりやきあればこそ。マクドナルドを支えてきたてりやきマックバーガーのハイグレード版が入ってるということにマクドナルドの気合も感じられる。
・食べ比べ
と、普通に考えたらチーズダブルてりやきを選んでしまうところだが、私はいつもイメージ先行でそれしか買わないことが多いから、今回は3つ買って食べ比べてみることにした。
まず、3種ともバンズが特徴的。通常のマクドナルドのバンズの滑らかな半円と違い亀の甲羅みたいな柄になっていてゴマがかかっている。これはゴジラをイメージしたオリジナルバンズなのだとか。
・チーズダブルてりやき(単品550円)
チーズダブルてりやきを食べてみたところ想像通りの味である。てりやきパティがダブルだから、よりてりやきソースの味が強い。マクドナルドのてりやきソースって他のハンバーガーチェーンのてりやきソースにはないウマさがあると思う。チープだからこそ安心する感じというか。
そんなてりやきソースだからこそマヨネーズとのコンビネーションがヤバイのだ。お好み焼きとかと同じ。組み合わせの妙というヤツである。マクドナルドのソース最強説。
マクドナルドはソースでもってるというのが私の持論なのだが、一方で「旨辛肉厚ビーフ&ザク切りポテト」と「スモーキーペッパーチキン」は見た目からはそんなソースみが感じられない。
・旨辛肉厚ビーフ&ザク切りポテト(単品590円)
特に「旨辛肉厚ビーフ&ザク切りポテト」は、実際に見ると、肉厚と言うほどパティに厚さを感じない。普段のマクドナルドのパティよりは確かに厚い気がするけど、パティとチーズ以外のトッピングがポテトってのもどうなのかな? 食べてみたところ……
なるほど。ポテトはモフモフというよりクリスピーな食感なのか。また、見た目からは分からなかったけど、食べてみるとソース感がしっかり感じられる。
リリース情報によると旨辛マヨソースとのこと。鷹の爪みたいな唐辛子が入っていて「辛」の割合が結構大きい。そのピリピリする味はビッグマックソースとかよりビーフパティと合っている気もする。マクドナルドの中では食べごたえがある方だ。
・スモーキーペッパーチキン(単品520円)
スモーキーペッパーチキンはその2つとはまた違ったソース感。リリース情報では「ピリッとブラックペッパーが効いたスモーキーなマスタードソース」と書かれていて、どんな味かピンと来なかったのだが、マスタードソース自体はマヨネーズかと思うくらいまろやかめだった。
それでいて情報通りブラックペッパーが効いているのだが、印象的なのはむしろ具で入っているオニオン。これがそばつゆの大根おろしみたいな薬味的辛みを発揮していて、フレッシュな辛さが爽やかさを演出している。チキンバーガーなのも含めて3つの中では1番さっぱりした後味だ。
・全部食べた結果
全て食べ終わったところで改めて考えてみると、やはり一番好みなのはチーズダブルてりやき。ゴージャスさはこれが1番である。ただし……
食べるのは1回で良い。ひと口目は1番ウマかったのだが食べてるうちに飽きた。てりやきマックバーガーは通常サイズのバランスが1番良いのかもしれない。そして、そんな舌になった時、スモーキーペッパーチキンがめっちゃウマく感じられるのだ。
というわけで、食べる前はチーズダブルてりやき一択だった私は、全部食べたらスモーキーペッパーチキンしか勝たん印象になったことをお伝えしたい。ノーマークすぎた。
これは3つ全食いしたからこその感想かもしれないが、それぞれのゴジラバーガーの特徴は伝わるのではないだろうか。気になった方は食べてみてくれ。
参考リンク:マクドナルド
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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