でかい店舗のダイソーをパトロールしていたところ、珍しい商品を防災グッズコーナーで発見した。


価格は700円(税込770円)。100均にしてはなかなかの強気設定だが、これは意外と使えるかも? その名も……


『食品用加熱剤 モーリアンヒートパック』!


災害時に備えるための商品で、なんと「火を使わずに食べ物を温められる」という。果たして本当なのか? さっそく試してみた。

・さすがは防災グッズ、無駄のない設計

まずはパッケージを見ていこう。表面はこうで、


裏面はこう。


開封すると、中には「加熱袋が1枚」と「発熱剤が2回分」入っていた。


まず発熱剤を袋から取り出す。


この時、発熱剤が入っていた「外袋」は、水を計るために使うので捨てないように。


・使用方法

使い方はいたって簡単。まず最初に、加熱袋を広げる。底にマチがついているので、しっかり自立させよう。


そして袋の中心に発熱剤を置く。


最後に、温めたいものを入れ、規定の線まで入れた水を注ぐ。これだけだ。ちなみにこの水、海水でも川の水でもOKらしい。もちろん雨水でもOKだ。



・ラウンド1

まずは「カレーライス」に挑戦。レトルトのご飯と、レトルトパウチのビーフカレーを袋に入れ、水を注ぐ。


すると……


1分もしないうちに、ブクブクブクと沸騰が始まった! スゲ〜〜〜〜〜!


すごい湯気だ。本当に沸騰している。この状態で10分から15分待てば完成らしい。


〜15分後〜


袋を開けてみると、アツアツの湯気が飛び出してきた! さて、肝心の温度は……


まずは、インスタントご飯。温度は計測していないが、感覚的には「まあ温かい」という感じ。より詳しく言葉で表現するなら「ほんのり温かい」だろうか。


続いてはビーフカレー。こちらは「ホンワカ」。器に盛ると、ギリギリ湯気が立つか立たないかといったところ。もし冬場の屋外で器に盛っていたら、もっと湯気が出ていたかもしれない。


食べてみると、普通に温かい。冷たくも、ぬるくもない。まさに「ほんのり温かいカレーライス」がそこにはあった。この温かさが、災害時には心落ち着く安心のスパイスになることだろう。



・第2ラウンドで衝撃の結果に

発熱剤はもう1回分ある。続いて試したのは、缶詰、ペットボトルの水、そして缶コーヒーだ。こちらも袋に入れて水を注ぎ、ブクブクさせること15分。


取り出してみたところ……思わぬ結果が待っていた。


まずは、ペットボトルの水。これはもうホカホカ! 日本語で言うなら、完全に「ホッカホカ」だ。ペットボトルは熱が通りやすいのかもしれない。

注:ペットボトルの種類によっては変形する恐れがあるので注意してほしい


続いては缶コーヒー。……熱っ! 素手で持てないくらいに「激アツ」である。自販機からこれが出てきたらビックリするレベルでホットホット!

こんなに熱くなるのであれば、「アツアツの缶コーヒー」そのものが冬場の防寒グッズとしても使えそう。ならば缶コーヒーも防災袋のレギュラー入りだ。


最後は缶詰(イワシ)。こちらは「ほんのり」程度の温かさ。冷たくはないが、常温でもない、ほんのりと温かい(ぬるい)……といった感じだ。

もちろん入れる位置によって熱伝導率が変わるのかもしれないが、飲み物があんなに熱々になるとは思わなかった。

・結論:非常袋に入れておくと良いかも

いずれにしても、しっかり温まることは証明された。


ちなみにこの「モーリアンヒートパック」、別にダイソー専売というわけではなく、通販サイトや、ホームセンターなどでも売っているようだ。


だが、これがダイソーで手軽に買えるのはありがたい。私は「100均グッズで作った非常用袋」の中に、ワンパック入れておこうと思っている。


いつ何が起きてもおかしくないような世界情勢。地震なども忘れた頃にやってくる。備えあれば憂いなし。現場からは以上です。


執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼こんなにもブクブクと沸騰する!