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みんな知ってるあたりまえ知識。でも100人いたら1人くらいは知らない人がいるかもしれません。そして今回ご紹介したいのは、居酒屋でよく見かける「ホッピー」に関する知識です。

「ホッピーって何?」。その存在さえ知らない人は、少なからずいることでしょう。それもそのはず、ホッピーは関東圏以外で飲むのに一苦労。置いてあるお店がかなり限られてしまう飲み物なのです。

・ホッピーとは

まずはどういうものかご説明しましょう。アルコールと思っている人がいるかもしれませんが、実はノンアルコールなのがホッピー。麦酒様清涼飲料水であるため、それ自体を飲んでいても、酔っぱらってしまうことはありません。

注文する「ホッピーセット」は、焼酎を割ることを前提として出てきます。ホッピーは「焼酎割飲料」として出てくるので、アルコールのイメージが強いのかもしれませんね。しかし、そのホッピーがあることで「安い、うまい、簡単に酔える」と三拍子の揃った「話が早いお酒」が作れる訳です。

・どれだけないのか

そして関東圏以外では少ないという本題ですが、一歩関東を出るとビックリするくらいその数は減少します。ホッピービバレッジ株式会社のホームページで登録されている店舗情報を調べてみたところ……東京が1857件であるのに対し、ちょっと西へ動いた愛知では50件と一気に激減してしまいます。

さらに大阪になると39件。広島、福岡になれば、わずか8件しか存在しませんでした。そう、ホッピーは基本的に関東圏以外で飲めないのです。地方から関東圏へ来た人は、一度体験してもいいかもですね。一方、関東圏から地方へ行く人は、頭の中に「ホッピーがない」ということを入れて飲み歩きましょう。

・ホッピーの新時代が到来

ただ、近年では健康志向が強い世の中であるため、低糖質、低カロリー、プリン体ゼロのホッピーは徐々に広がりを見せています。また、苦みが少なく、自分で味を調節できることもあり、女性の支持も獲得。全国区に広がっていく可能性もあるかもしれませんね。

最後にホッピーを飲む上で知っておきたい用語を少しだけお伝えします。焼酎が足りない時は「中」、ホッピーが足りない時は「外」と注文すると、補充することができるので間違えてセットが重複しないようにしましょう。呼び方は「ウチソト」ではなく「ナカソト」ですよ。

参照元:株式会社ホッピービバレッジ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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