先日から始まったロケットニュース24の新検証企画「プロ野球のファンクラブに入って本当に損をしないのか」。これまで福岡ソフトバンクホークスと埼玉西武ライオンズの2球団をお伝えしたが、入って損をするどころか得しかしない内容で、やはり “基本的に損することはない” というのは本当であった。だがしかし……!
黒田博樹投手の電撃復帰などで例年以上に熱い、「広島東洋カープ」のファンクラブ入会特典は、先述した2球団とはいささか違うものであった。──どう違うのか? 気になる内容は以下の通りだ!
・わずか2時間半で受付け終了
以前の記事でもお伝えしたとおり、広島東洋カープの新規ファンクラブ会員の受付は、わずか2時間29分で終了していた。そのため入会を諦めていたのだが、筆者の知人の熱狂的カープファンが奇跡的に会員になっていたため、グッズを借りてのレポートだということを断っておきたい。
・4つの会員制
カープの会員は全部で4つ。レギュラー・ジュニア・レディース・シニアとなっており、知人はレギュラー会員である。それぞれに前年度からの「継続会員」があり、新規会員には無い特典が付いてくるのだ。
・グッズは3点のみ
気になる年会費は3500円(送料・税込)。球団によっては、特典グッズの郵送費は別途かかるところもあるので、送料込というのはかなり良心的といえる。ただし、入会記念グッズは、会員証・オリジナルメッシュジャージ・イヤーブックの3点のみであった。
・グッズだけで元が取れているかどうかは不明
ホークスもライオンズも招待券が付いていたため、元が取れているか計算しやすかったのだが、カープの場合「記念グッズ3点で3500円以上の価値があるのかどうか?」、客観的な判断がしづらい。つまり、単純に元が取れているとは言えないのだ。
・グッズ以外の会員特典は充実
ただし、グッズ以外の会員特典は充実している。「新入団選手発表観覧招待」「春季キャンプ特別見学会」「生解説イベント」「ファン感謝デー招待」などがあり、中でもカープファンの知人いわく、「公式戦入場券先行販売」のために入会しているという。
・総合評価
2014年度は、チーム別年俸ランキングも12球団中最下位だったカープ。グッズの充実度は他球団に及ばないものの、それ以外でファンに楽しんでもらおうという姿勢は感じた。約2時間半で受付けが終了したということは、ファンもそれを支持している証拠である。ファンにとっては、会員証を持っているだけでステータス……プライスレスなのだ。
参照元:広島東洋カープ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼オリジナルメッシュジャージ。
▼ロゴはプリントではなく刺繍だ。
▼マエケン体操。なお、500枚に1枚、2013年に引退した前田智徳さんのプリントがあるらしいぞ。
▼カープ坊やオリジナルカラビナ。鞄やジーパンに引っかけて使うフックだ。
▼こちらは継続会員限定のグッズである。
▼カープファンなら持っているだけでステータスの会員証! あとはイヤーブックが付いてくるが、現物がなく撮影は出来なかった。