DSC05770

みなさんは『タラッリ』という料理をご存じだろうか? コレはイタリア南部でよく食べられる堅焼きパンで、サクッとした歯触りがビスケットに似た食感のパンだ。

また、イタリアの州によってタラッリの製法も異なるらしいのだが、茨城県にある日本トップクラスに美味しいイタリア料理店『アミーチ』の鈴川充高統括ピッツァイオーロに、今回は特別に『プーリア風タラッリ』のレシピを教えていただいた。

料理初心者でも比較的カンタンに作れるので、プロの味を少しでも体験してみたい! という人は、以下のレシピを見てみよう。

【プロに聞いた『プーリア風タラッリ』のレシピ】

・材料

00粉(なければ強力粉で代用可) 175グラム
薄力粉 75グラム
塩 5グラム
フェンネルシード(なければオレガノや乾燥ローズマリーで代用可) 10グラム
ベーキングパウダー 3グラム
エキストラバージンオイル 50グラム
白ワイン 90グラム

・作り方

1.材料全てを合わせて7から10分練り、艶がでたらラップにくるんで5分ほど休ませる。

2.17グラムに分割して棒状に伸ばしたあと回して写真の形に成形する。継ぎ目はしっかり押して離れないようにする。

4.沸かしたお湯に入れ、(ココがポイント)浮いてきたら取り出し水気をきる。

5.180度に温めたオーブンへ4をいれ、40分ほどしっかり焼く。厳密にはオーブンによって焼き時間は変わるが、乾パンくらいにカリカリな感じになればOK。

6.仕上げに分量外のエキストラバージンオイルを塗ると香りがよくなる。

……と、発酵不要でオーブンさえあれば、材料をこねて成形し焼くだけで、簡単にプーリア風タラッリの完成だ。

記者(私)も実際に試してみたのだが、サクッ、ホロッとした食感のあとに、フェンネルシードの甘くてスッキリとした香りが鼻を抜け、とても美味しかった!

程よい塩味が食欲もそそり、コレはビールや赤ワインとの相性もきっとバッチリだろう! お酒も食事も進みすぎるヤバイ美味しさである。さすがプロのレシピは違いますなぁ。

ただ、00粉はネットでは売っているもののスーパーマーケットで手に入れることはなかなか難しいので、代用可能なカメリヤなどの強力粉で作ってみてもいいだろう。

どうしても料理が苦手だけどタラッリを食べてみたい! という人はタイミングが合えば置いてあるかもしれないので、アミーチへ行ってみるのもいいかもしれないぞ。無くても他の料理がムチャクチャ美味いので、損することは無いはずだ。

情報提供:鈴川充高統括ピッツァイオーロ
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

DSC05715

DSC05717

DSC05722

DSC05726

DSC05730

DSC05743

DSC05748

DSC05750

DSC05754

DSC05756

DSC05758

DSC05760

DSC05763

DSC05770

DSC05766