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2013年11月26日、都内ホテルで『2013 プロ野球コンベンション』が行なわれ、東京ヤクルトスワローズの「ライアン小川」こと小川泰弘投手が最優秀新人賞、勝率第1位投手賞、最多勝利投手賞を受賞した。

足を高く上げる小川投手のフォームは、伝説の投手であるノーラン・ライアン投手を参考にしていることは有名な話だ。しかし、そのライアン投手を詳しく知る人はそこまで多くないだろう。そこで今回は、彼の野球人生を動画「Nolan Ryan “The Legend” Career Highlights」と共にご紹介したい。

・ライアン投手とは

1947年1月31日生まれの66歳。1965年の MLB ドラフトでニューヨーク・メッツに入団し、カリフォルニア・エンゼルス、ヒューストン・アストロズ、テキサス・レンジャーズと渡り歩き、46歳で28年間の現役生活を終えた。

・ピッチングスタイル

球の出所がわかりづらい足を高く上げる投法で多くのバッターを翻弄したライアン投手。190センチに近い巨体から150キロを超える豪速球を軸に、切れ味抜群のカーブを織り交ぜてねじ伏せてきた。

一方で制球難があり、豪速球をバッターにぶつけることもしばしばで、乱闘騒ぎになることもめずらしくなかった。球威のスゴさを見ると、相手が怒り狂う理由がわからないでもない。

・ノーヒットノーラン

そしてライアン投手といえば、なんといってもノーヒットノーランだ。野球人生で一度記録するだけでもスゴいのだが、ライアン投手はなんと7回も記録している。ちなみに7回目は44歳で達成しているぞ!

・5000奪三振

また奪三振数もケタ違いで、積み重ねた5714もの奪三振数はもちろん歴代1位だ。今季の MLB 最多奪三振はダルビッシュ有投手の277。時代は違うが、驚異的なペースで三振を積み重ねてきたかがわかる。

・現在のライアン氏

現役の最後にプレーしたテキサス・レンジャーズで2008年から球団社長を務め、2011年には CEO に就任したが、今年の10月末で退任。2度のワールドシリーズに進出し、ダルビッシュ有投手のポスティング移籍にも尽力したことは記憶に新しい。

来年の1月で67歳になり、レンジャーズを離れるライアン氏だが、今後も野球界へ情熱を注いでいくことだろう。小川投手に影響を与えたように、さまざまな形で貢献していくはずだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼ライアン投手のピッチング

▼対戦したバッターたちがライアン氏を語っているぞ

▼こちらはライアン小川投手のピッチング