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サッカー選手にとって国を背負って戦う代表は誰しもが憧れるものだ。選ばれたら全力で戦い、W杯での優勝を夢見るのだが、ルーマニアの代表選考でとんでもない一悶着があったと話題になっている。

今回は、それが発端でなんと代表を永久追放となってしまうくらいの飛び火を見せた事件をご紹介したい。とても日本では考えられない大胆な行動の一連の流れは次の通りだ!

・ルーマニアのムトゥ選手

事件を起こしたのはルーマニア代表のアドリアン・ムトゥ選手。34歳とベテランだが、その実力は確かで10年以上に渡って代表チームを牽引してきた。イタリアのパルマFCに在籍時は中田英寿氏と共にプレーしており、知っている人も多いのではないか。

彼はドーピングや飲酒事件で度々問題を起こしてきた「悪童」でもあり、ピッチ外で話題になることが少なくなかった。実力は世界トップレベルながら、波乱に満ちたサッカー人生を送ってきた選手だ。

・選考外が原因

先日お伝えした衝撃のオウンゴールが炸裂した試合がそうであるように、ルーマニア代表はW杯を目指してギリシャとプレーオフを戦っていた。この試合に招集されなかったことにムトゥ選手が腹を立てたことから今回の事件は起きてしまう。

・監督をコラージュ

ムトゥ選手はなんとビクトル・ピトゥルカ監督と『ミスター・ビーン』で知られる英国のコメディアンのローワン・ワトキンソン氏の顔を合成。自身の Facebook 上にアップし、鬱憤を晴らしたのだ。

・代表追放

しかしルーマニアのサッカー連盟は監督への中傷を黙って見過ごす訳もなく、ムトゥ選手に代表からの永久追放を言い渡したという。夜遊びからの飲酒事件で追放された前科に続き、これで二度目となった。

・このニュースに対するネットユーザーの反応

「何してんねんムトゥ」
「引退後はコラ職人だな。」
「ムトゥ相変わらずだwww」
「ムトゥはコラ職人かなんかだっけ(すっとぼけ)」
「何その才能w」
「コラ職人ムトゥww しかし監督がそもそもMr.ビーンに似てるからやりたくなるわ」

などなど。コラージュのクオリティに驚いたといったものや、確かに監督はミスター・ビーンに似ているというコメントが多数。また、その才能から引退後はコラ職人だなという声も多く見られたぞ。

ちなみにムトゥ選手不在のルーマニアはギリシャに敗れ、W杯を逃す結果となった。一度目の追放では謝罪することで復帰が許されたが、今回ばかりはムトゥ選手の年齢を考えると代表復帰はないと思われる。

参照元:Facebook Adrian Mutuサンスポ
執筆:原田たかし

▼厳しそうなピトゥルカ監督
piturca
▼確かにミスター・ビーンと似ている気もする……
piturca2
▼おや? 本物かな?
piturca3
▼日本でも旋風を巻き起こしたミスター・ビーン