2018年6月19日、サッカー日本代表はロシアW杯初戦でコロンビア代表と対戦し、2−1で勝利した。番狂わせの原因となったのは、前半6分で一発退場したカルロス・サンチェス選手。早い時間帯で犯したハンドは、前評判を覆す結果を招いたと言っても過言ではないだろう。

さて、一夜明けてふと思い出されるのが「エスコバルの悲劇」である。時は1994年のアメリカW杯、DFアンドレス・エスコバルが痛恨のオウンゴールを献上したこともあってコロンビア代表は1次ラウンド敗退。帰国したエスコバルが暴漢に銃殺されて帰らぬ人となった事件だ。

・カルロス・サンチェス選手のSNSはいま……

「オウンゴールをありがとう」。そう話しかけながら犯人が引き金を引いたとも言われる殺人事件は、サッカー史上凶悪な出来事として今も語り継がれている。先日の試合で敗因を作ってしまったカルロス・サンチェス選手を見て、同事件を思い出した人も多いことだろう。

ここで気になるのはコロンビアサポーターの反応だ。はたして彼のSNSはどうなっているのか。もしかしたら批判的な声が集まって大炎上……なんてことも考えられるため、恐る恐る覗いてみると……!

・温かいコロンビアサポーター

「元気を出して、私たちはあなたと共に」
「顔をあげて戦おう」
「まだ希望はある。あなたがチームに貢献してくれた日々を忘れていないよ」
「サンチェスよ、君の犠牲は偉大な目標を成し遂げるためにあるんだ。まだ2試合ある」
「苦しいでしょうがサポートし続けます。優勝しましょう!」
「あなたは重要なプレイヤーです。不運な過ちから前進しよう。応援しています」
「心配するなってカルロス、君は優秀な選手だ。ていうか、心配なのはGKのオスピナだ」
「もしあなたがいなければW杯に行けませんでした。太陽はまた昇る。明日はもっといい日になる」

批判的な声はゼロでないが、TwitterにFacebook、Instagram、どのSNSにも励ましの声が多く寄せられていた。ただ、ネットの一部では「エスコバルの悲劇」を懸念する声もある。コロンビアで同じ過ちが繰り返されないよう祈りたい。

参照元:Twitter @carlossanchez6、Instagram @carlossanchez6Facebook
執筆:原田たかし