以前、ラオスの首都ビエンチャンで開催されたコスプレイベントについてお伝えした。メコン川の会場に集ったコスプレイヤーたちは、素朴ながらレベルが高く、みな純粋にコスプレイベントを楽しんでいた。それではラオスの隣国、ミャンマー(ビルマ)のコスプレ事情どうなのか?
それを確かめるべく、2013年1月26日にヤンゴンで開催された「第41回コミックパーティー in ヤンゴン(Comic Party 41th in Yangon!)」に行ってみた。ラオスに続き今回もまた、筆者(私)の想像をはるかに超えるコスプレイヤーたちが会場には大集合していたぞ!
■コスプレ衣装のまま会場入り!
会場となったのはヤンゴン市内にある「Tatmataw」という名のコンベンションホール。同日、「インターナショナル・フード・エキスポ」なる大きなイベントも開催されており、同イベント会場の一角にキャットウォーク付きのステージが。ここがコスプレイベント会場だ。
会場内にも更衣室も兼ねた控え室はあったが、ほとんどのコスプレイヤーたちは、コスプレ衣装のまま会場入りしていた。イベント開始時間が近づくにつれ、どんどん増えるミャンマーのコスプレイヤー。フレンドリーな彼らに話を聞いてみると、意外な事実が発覚した!
■「衣装は母ちゃんの手作りです」
ラオスのコスプレは手作り感満載だったが、ミャンマーのコスプレは意外と芸が細かくて想像以上にクオリティが高い。一体どのようにして、こんなにもハイクオリティなコスプレ衣装を用意しているのだろうか? ということで片っ端から聞いてみると……
「オレたちの衣装はみんなコイツのカーチャンが作ってくれたんだ!」
「僕のお母さんが作ってくれました」
「彼のお母さんが作ってくれて……」
などなど、メイド・イン・カーチャンが異常に多い! すごいぞカーチャン! ミャンマーのカーチャン大活躍だ!
■仕立て屋製になると、一着コミコミで100ドルくらい
もちろん全員がカーチャンに作ってもらっているわけではなく、衣服の仕立て屋にお願いしてオーダーメイドで作ってもらっているコスプレイヤーもたくさんいた。
価格を聞くと、衣装の凝りようにもよるが、だいたい一着100ドル(約9300円)くらい。この価格には小道具もウィッグも入っているとのこと。一食100円程度で食べられるミャンマーにおいて、この価格が出せるというのはナカナカすごい。
■日本のアニメや漫画はネットで見ている
ちなみに、彼らはどのようにして日本のアニメや漫画の情報をゲットしているのかというと……情報源は100%の確率でインターネットであった。著作権的な問題はともかく、動画をダウンロードしてから見ているとのこと。あるコスプレイヤーは「英訳された日本の漫画のファイルをダウンロードして読んだ」とも言っていた。
■着々と増えているミャンマーのコスプレイヤー
なお、ミャンマーでのコスプレイベントは今回が2回目。イベントプロデューサーいわく、「ラオスの時と同じように、第一回目よりもコスプレイヤーの人数も、そしてレベルもあがっている」とのこと。まだまだ発展途上中だが、第3回目の開催にも期待したい。チェーズー ティンバーデェー(どうもありがとう)。
(文=GO、写真=ロケットニュース24)
▼ここが会場
▼衣装のまま会場入り!
▼キマってる!
▼彼の衣装もカーチャンが作った。
▼ビシッ!
▼かわいい!
▼彼氏がいた。
▼雰囲気抜群の彼らの衣装も……
▼中央の男性のカーチャンがすべて作ったという!
▼ミャンマーのコスプレカップル
▼なにげにカップルが多かった
▼黒子のバスケ軍団
▼キュート!
▼かわいい!
▼初音ミクもいたぞ
▼仲良し女子大生軍団
▼左側は日本人の同僚である。
▼この疲れ果てた石川五エ門は私である。
▼コスプレイヤーはステージでポージング!
▼拙者もポージングした。
▼みな真剣なイイ表情!
▼デスノートが大好きという彼の職業はテレビマン
▼ムッチムチだ!
▼ポーズをとってくれる美人さん
▼全員集合!
▼大盛り上がりだったぞ!