2015年2月8日に、幕張メッセで開催された世界最大級のガレージキット・模型のイベント「ワンダーフェスティバル2015[冬]」(以下:ワンフェス)。同イベントの魅力の一つが、会場の至るところで見かけるコスプレイヤーたちである。
以前の記事でご紹介した、女性コスプレイヤーたちが「会場に咲き乱れる花」ならば、おもしろさを全面に押し出した男性コスプレイヤーたちは、視界に入った瞬間クスッとさせられる「ハッピーゲリラ」なのだ。彼らの粋な心意気をご覧いただきたい。
・センスあふれるコスプレのチョイス
ハッピーゲリラたちは、何も撮影ゾーンだけにいるわけではない。普通に買い物をしていたり、カメラを持って誰かを撮影していたりと風景に溶け込んでいる場合も多々ある。狙ってポーズしているときより、むしろそういう場合の方がクスッとさせられることが多い。
何のコスプレをするかも彼らの腕の見せ所だ。例えば北斗の拳の「アミバ」のコスプレをする男性。服装はほぼ同じなのだから、正義の心と圧倒的な人気を持つ「トキ」のコスプレをすればいいものの、あえて卑劣で人気もないアミバを選ぶ心意気たるや……。感服である。
また、キン肉マンの「キャノンボーラー」のコスプレをする男性は、前々回は「ペンチマン」、前回は「レオパルドン」と、“漫画史上最大の当て馬チーム” と名高い「ビッグボディチーム」を1人で再現している。この3キャラをコスプレした人間は、地球上に彼しかいないと断言できる。
・カッコいい系のクオリティもヤバい
もちろん、カッコいい系のコスプレイヤーも多い。「アイアンマン」は見た目だけでなく、マスクも自動で開閉するメカニック使用。発光箇所も忠実に再現しており、思わず「製作費はいくらなんですか?」と聞きたくなってしまうほどクオリティがハンパない。
いずれにせよ、彼らは自分だけのためでなく「見る側」を強く意識してコスプレしていると言えるだろう。女性コスプレイヤーとは違った意味で心を豊かにしてくれる、「ハッピーゲリラ」たちのサービス精神を目に焼き付けてほしい。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼まずは定番、仮面ライダー! 2号だ!!
▼『ジョジョの奇妙な冒険』からは、キラキラの「シルバーチャリオッツ」だ!
▼アメコミからは、『キャプテンアメリカ』と……
▼デッドプール!
▼そして超ハイクオリティな『アイアンマン』だ!
▼常連さんの「紅の豚」は常に同じポージング! すごい!!
▼『艦これ』の2人組。飛行機の彼は、極寒の中ひたすら寝そべっていた!
▼やっぱりいたぜ、「ふなっしー」と……
▼ダンボー!
▼旬を見事に取り入れた「SEKAI NO OWARI」のコスプレ! ドラゲナイ!!
▼『北斗の拳』から、なぜか「トキ」ではなく「アミバ」を選んだ男性。素敵だ。
▼『ワンピース』も多かった!
▼数を集めるのもいい考え。マリオたち!
▼『キン肉マン』からは、超マイナーキャラ「キャノンボーラー」だ! こだわりがハンパねえ!!
▼手作り感あふれるゴールドライタン!
▼『モンハン』の団長も再現度高し!
▼前回のワンフェスにもいたキン肉マンは……
▼撮影を覗いていた。
▼常連さんのライガーは……
▼たたずんでいた。 ハッピーゲリラたち見事なり! 協力してくれたみなさん、ありがとうございました!!