都心を中心に展開する『オオゼキ』は私のベスト・オブ・フェイバリット・スーパーマーケット。オオゼキの魅力はとにかくチャレンジ精神が旺盛なところ。「よく仕入れる勇気あったな」って感心せざるをえない珍食材が買えることでおなじみだ。
そんなオオゼキのお惣菜コーナーに、いつからか『大阪王将』と書かれた弁当が並ぶようになった。本物の大阪王将がオオゼキで買えるなら、オオゼキ民にとってとんでもない朗報だが……?
・気になる「中華弁当」
こちらがオオゼキの『大阪王将 中華セット』539円(税込)。
ただしラベルには『オオゼキ中華弁当(餃子)』と印字されており、どちらが正式名称なのかは、よく分からなかった。
またオオゼキには他にも『ジャンボニラ餃子』(5個入り税込378円)、『ジャンボ焼売』(4個入り税込323円)、『ニラ饅頭』(4個入り税込323円)、『とろ〜りチーズぎょうざ』(10個入り税込323円)など、大阪王将の名を冠した惣菜が多数売られている。
ただ、これらのメニューに関して調べたところ、大阪王将の店舗では扱いがないものが多いようだ。大阪王将は店ごとにメニューが異なるため、その限りではないかもしれないが……まぁいい。とりあえず弁当を買って帰ろう。
・比べてみよう!
こちらがオオゼキの大阪王将 中華セット。あるいは中華弁当(餃子)。
敷き詰められたチャーハンの上に、ジャンボな餃子が3つ。そしてよく分かんない丸いやつが1つ。これは単品の惣菜としてオオゼキで販売されている『ジャンボニラ餃子』と『ニラ饅頭』であると推察された。
で、こっちは本家・大阪王将の店舗でテイクアウトした『五目炒飯』(税込580円)と『焼餃子』(6個入り税込330円+箱代20円)。
この時点で分かるのは「餃子のタレ」が違うこと。舐めてみたところ、素人目にも別モノであることは明らかだった。オオゼキのタレは醤油っぽさが強く、本家のタレは酸味が強い。
2つを同サイズの皿に移したものがコレ。炒飯の量は大阪王将の1人前のほうがやや多い。餃子に関しては個数が違うが、オオゼキのほうがサイズが大きいこと・ニラ饅頭が1つ付いていることから、ほぼ同量に近いとみていい気がする。
これでオオゼキが539円。本家 大阪王将は合計930円。若干の量の違いはあれど、金額的にどちらがお得かは明らかなのではないだろうか。
・食べてみよう!
それでは餃子を食べ比べてみる。まずはお箸でカットして中身を見てみると……
オオゼキの大阪王将・ジャンボニラ餃子がこう。
一方こっちは大阪王将でテイクアウトした焼き餃子。
全っ然違う!!!!!!
オオゼキの餃子がニラたっぷりのスタミナタイプであるのに対して、本家の餃子は甘めで万人向け。どっちがおいしいとかではなく、好みが真っ二つに分かれそうな感じである。同じ大阪王将のハズなのに、こうも違うとは。
ただ、炒飯はけっこう近い。オオゼキのほうはやや冷食っぽい特有の甘みがあり、テイクアウトのほうは「今炒めました!」という香ばしさがある。でも並べて比較しなければ、あるいは気づかないかもしれない。
“調理から時間が経過している” というハンデを考えると、オオゼキ版、かなり健闘してます!
ニラ饅頭については比較対象がないためよく分からなかったが、餃子と似たような感じでおいしかった。オオゼキ身近民のみならず、大阪王将ユーザーにとっても朗報といえるオオゼキの大阪王将コラボ。どっちが好みか食べ比べてみてね!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.