育ち盛りのヤンチャな子供を育てる親御さんにしてみたら、「静かにしなさい!」とか「やめなさい!」といった具合に怒ってばかり……というケースになりがちかもしれない。

しかし、「叱りつけることと指導は違うのではないか?」と思わせてくれるような父親が、ネットで話題となっているので紹介したい。ある少年が、スーパーで飲み物をこぼして床をグチャグチャにしてしまったのだが、少年の父親の対応が感動すら覚えそうなほど素晴らしいのである!

・ある少年がスーパーで大失敗!

米ミネソタ州ミネアポリスに住むカリーン・マリーさんという女性が、大手スーパーのカフェにいると、6歳ぐらいの息子を連れた父親が入って来たのだとか。

彼女は、その時の出来事を自身のFacebookページに投稿しているのだが、少年がスラッシーというドリンクを落として、床にまき散らしてしまったとのこと。なお、スラッシーとはフルーツシャーベットを少し溶かしたような、濃いスムージー状のドリンクである。

・父親の対応が素晴らしすぎる!!

この場合、親は店を汚して迷惑をかけたことを店員に詫び、粗相をした子供を叱りつけるパターンが多いのではないかと思う。ところが、少年の父親は息子を叱るどころか、「こういった失敗も起こる。一緒にナプキンを取って来よう。パパが掃除の仕方を教えてあげるよ」と言い、二人で掃除を始めたのである!

続けて父親は、「これからの人生、先は長い。お前は賢いんだから、もっと自分がしていることに注意を払って、こういった失敗を起こさないように気を付けるんだぞ。それでもミスは起こるものだが、それでもいい。だが、自分の失敗は自分で責任を取らなくちゃダメだ」と、息子に説いていたのだという。

・感動すら覚える父親の対応に「いいね」が10万件近くに!

そして親子は掃除を終え、さらに父親は息子に「こんなに床を汚してしまって、どうしていいか分からないかもしれない。もし自分で片づけられないと思ったら、人に助けを求めてもいいんだよ。必要な時に、人に助けを借りることは問題ないんだから」と伝えていたのである。

失態を犯した息子に対する父親の対応を見て、カリーンさんはすっかり感心してしまったようだ。それは、彼女の投稿を読んだネットユーザーも同じだったようで、「なんて素晴らしいお父さんなんだ!」といったコメントが寄せられ、「いいね」は10万件近くに達している。

親に叱られたら、子供は何をしたら怒られるのかは分かるようになるが、叱られただけでは問題解決の仕方は分からないのではないだろうか。この投稿を読んで、「単に叱ることと指導は違うんじゃないかな」と感じた筆者である。

参照元:Facebook @Kalynne Marie
執筆:Nekolas