国民的アイドルグループ「SMAP」の解散が正式なものとなった。2016年1月に、解散騒動が持ち上がったとき、その衝撃は日本全土を駆け巡ったと言っていいだろう。あれから、半年以上を経て、解散危機は回避されたかのように見えたのだが、12月31日をもってSMAPはグループとしての活動を終えることになるだろう。

本当に解散してしまうのか? ファンは気が気でないはず。その矛先が意外な人に向いている。元メンバーの森且行さんだ。彼のInstagram にコメントが殺到。森さんに思いを訴えるだけでなく、コメント欄で言い争いを始める人まで出てしまっている。

・キャリア20年のオートレーサー

森さんは1996年にSMAPを脱退し、オートレーサーの道を歩んでいる。それも今から20年前の話で、SMAPとして活動した期間よりも、すでにオートレーサーとしてのキャリアの方がはるかに長くなっている。

ファンの気持ちはわからないでもないのだが、森さんにSMAP解散について訴えても、彼もどうすることもできないのではないだろうか? それにもかかわらず、8月10日の森さんの最新投稿に対して、SMAPについての投稿が相次いでいる状況だ。

・助けを求める声、そして言い争いに

「SMAPはもうムリなんですか?」や「SMAPを助けてください」など、SMAPの解散回避に向けて手を貸して欲しいと述べるものや、「最後に6人で集まってください」、「6人でステージに立ってほしい」というものまである。

その一方、「これらの訴えを森さんにするのは間違っている」と指摘する声も少なくない。そうしたなかで、フォロワー同士で言い争いのような状態になり、「ふざけんな」や「いい加減にしなさい」、「SMAPに抗議したら?」など、コメント欄はかなり荒れている。

・彼自身言えないこともある

解散回避のために、藁にもすがるような気持ちで、森さんに何かを訴えたくなるのはわかるのだが、だからといって森さんに意見を求めたり、行動を促したり、増して言い争いをするのは、とても迷惑な話ではないだろうか。彼自身も少なからず感じることがあるだろう。しかし言えないことがあることだって、想像がつくはずである。

解散の行く末は気になるところだが、森さんに意見を求めるのはいかがなものだろうか?

参照元:Instagram @katsuyuki_mori
執筆:佐藤英典