puig

野球でレーザービームといえば、外野から強肩で走者を刺す時に使われる言葉だ。マイアミ・マーリンズに所属するイチロー選手の活躍もあり、日本ではおなじみのフレーズといっていいだろう。

もはや彼の代名詞でもあるレーザービームだが、この度メジャーリーグでイチロー選手並のスーパープレイが炸裂! ライトから走者を刺す “ライトゴロ” が成立したのでご報告したい。さっそく、動画「LAD@PIT: Puig fires a strike to second, gets the out」で確認してみよう!

・メジャーリーグでの出来事

スーパープレイがあったのは、2015年8月8日に行われたピッツバーグ・パイレーツ vs ロサンゼルス・ドジャースでのこと。0−1で迎えた1回裏、パイレーツがノーアウト走者一塁とチャンスを作ったシーンで見られた。

2番・マルテ選手がライト方向へ力強い打球を放ち、走者がライナーかゴロの判断を迷った次の瞬間! ライトのプイグ選手はそのわずかな隙を見逃さず、素手でボールを捕球し、二塁へレーザービーム! 見事、走者を刺して “ライトゴロ” を成立させてしまったのである!!

・プロ中のプロ

ただでさえスゴいプレーだが、もっとも驚かされるのが、素手で捕球したプイグ選手の判断力だ。グラブで捕球していたら間に合わず。かといって、そのまま投げれば走者を刺せる……そう判断したからこその行動なのだろう。

これをコンマ数秒の世界で瞬時に判断できるのだからプロ中のプロ。このライトゴロは、実力もさることながら、プレーも意識もプロだからこそ生まれたスーパープレイだろう。

・いろいろ速いプイグ選手

余談だが、プイグ選手は強肩で球が速いだけではなく、運転する車も速いことで知られている。過去に法定速度をぶっちぎって爆走し、スピード超過で逮捕。速いのはグラウンド内だけにして欲しいとファンは願っているに違いない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼素手で捕球するところがポイントだ

▼ごくごくまれに見るライトゴロ

▼もちろん日本でもライトゴロが成立したことがある

▼こちらはイチロー選手のレーザービーム