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2015年のプロ野球はレギュラーシーズンの全日程終え、パ・リーグは2年連続でソフトバンク、セ・リーグは14年ぶりにヤクルトが優勝。どちらも就任1年目の監督、そしてトリプルスリー選手を輩出するという非常にめずらしい年であった。

まさに記録にも記憶にも残る年となった訳だが、真剣勝負の中で数々の珍プレーも生まれたのもこの1年だ。ということで、2015年のプロ野球で起きた珍プレーを10個厳選! 動画と合わせて振り返っていきたい。はたして皆さんの記憶には、いくつ残っているだろうか。

【2015年のプロ野球で起きた珍プレー10選】
・振り逃げで三塁到達

まずは前代未聞の珍プレーが発生した5月19日のソフトバンク vs オリックスの試合から。空振り三振かと思われたが、後逸したボールはバックネット裏にポトリ。振り逃げで三塁到達という前代未聞の記録が生まれた。

・自打球でライト前ヒット!?

こちらは7月26日の埼玉西武 vs 日本ハムの試合でのこと。2回裏、斉藤彰吾選手の打球はライト前へのヒット! ……と思いきや判定は自打球だった。ちなみに打ち直した斉藤選手は、センターへのツーベースを放った。

・消えた梶谷選手

8月18日のDeNA vs ヤクルトの一戦では、場外へと選手が消えるというありえない珍事が発生した。難しい打球をキャッチした梶谷選手がフェンスにぶつかると、扉がオープン。一度グラウンドから姿を消した。余談だが、梶谷選手は過去にセカンドの守備で消えたこともある。

・ライトゴロ

続いては、5月22日の中日 vs 巨人で起きた珍プレー。打者・谷繁選手がライト前に鋭い当たりを飛ばすも、浅く守っていた橋本選手が一塁へ矢のような送球でアウト。非常にめずらしい “ライトゴロ” が生まれた。このプレーに、さぞ監督は怒ったことだろう。

・悪送球がコーチ急襲

思わぬ形で珍プレーとなったのが、8月14日のソフトバンク vs 埼玉西武でのワンシーン。バント処理で三塁に送球した十亀投手であったが、ボールは塁から大きく逸れ、ソフトバンク・飯田コーチの顔面スレスレを襲った。あわや大惨事というシーンであったものの、飯田コーチは素晴らしい身のこなしで怪我はなかった。

・マウンドにサッカー選手?

8月19日の中日 vs 広島戦では、野球の試合にもかかわらず、サッカーのような光景があった。浅尾投手はセンター前に抜けようかという打球を右足を伸ばしてストップ。サッカー選手もびっくりの神トラップで素早く処理し、一塁を難なくアウトにした。

・観客にボールをプレゼントして進塁を献上

セ・リーグ優勝チームのヤクルトからは、7月20日のDeNA vs ヤクルト戦でのプレーがある。ファウルライン際で山田選手が落球。素早い処理が求められるシーンだが、ライトの雄平選手はファウルと勘違いし、観客にボールをプレゼントしてしまった。

・西川選手がボールをスタンドへ

雄平選手の勘違いから珍プレーが生まれた日、北の大地でも似たようなプレーが起きていた。日本ハム vs 楽天の試合では、外野の西川選手がアウトカウントを勘違い。スタンドへボールを投げ入れ、一塁走者を三塁まで進めてしまった。

・グラブごと送球

補球して投げる。これが野球の基本だが、6月7日のDeNA vs 埼玉西武戦で信じられないプレーが飛び出した。打球がグラブに挟まって取れなくなったメヒア選手は、なんとグラブごと一塁へ送球。アウトにはできなかったものの、必死のプレーを見せた。

・死球が3人に命中した奇跡の一球

5月10日のソフトバンク vs 楽天戦では、 死球が3人に命中するという珍事が発生。ペーニャ選手に当たったボールはピンポン球のように跳ね、捕手と審判にも襲いかかった。死球を受けたペーニャ選手が、一番痛そうにしていない姿も印象的だった。

……以上が「2015年のプロ野球で起きた珍プレー10選」だ。さて、10月10日からは日本シリーズを目指す戦い「クライマックスシリーズ」が始まる。頂点を目指す中、どんなプレーが生まれるのだろう。今から楽しみである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼振り逃げで三塁到達

▼自打球でライト前ヒット!?

▼消えた梶谷選手

▼ライトゴロ

▼悪送球がコーチを急襲。華麗な身のこなしに注目だ!

▼浅尾投手の神トラップ

▼ファウルと勘違いして観客にボールをプレゼント

▼こちらはアウトカウントを勘違い

▼メヒア選手のグラブ投げ

▼死球が3人に命中した奇跡の一球

▼オマケ:セーフなのにアウトな判定をした審判