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先日、ロケットニュース24では世界を沸かせた佐川電子の強化外骨格「パワードジャケット MK3」と、ガレージキットメーカー大日本技研のコラボによる動く「ランドメイト ギュゲス」を紹介した。

「ランドメイト ギュゲス」は士郎正宗先生原作の『アップルシード』に登場する強化外骨格だ。原作発表から今年で29年。ついに、ギュゲスが実際に操作できるロボットになったのである。そして、先日の記事の段階では未完成だったギュゲスがついに完成!! 2014年2月9日のワンフェスでお披露目されたのである! その様子を動画と共にお伝えしたい。

・機械とペーパークラフトの出会い

このギュゲスは、佐川電子の「パワードジャケット MK3」に、大日本技研の等身大ペーパークラフト「PDFクラフトギュゲス1/1」を元に制作された “装甲” を取り付けたものだ。“装甲” の素材はコスプレの武器や鎧で使用されるライオンボードが使われている。言わば「巨大なコスプレ」なのだ。

・デモを見てみた → キュインキュインと動く姿がカッコイイイイイ!!!!!

展示以外にも、パワードジャケットMK3の開発者で佐川電子の取締役CTO・町浩輔氏によるデモも行われた。先日、記者が試乗した際は歩くのも杖が必要だったが、さすがは開発者。ギュゲスをまとって会場をスイスイと歩いていたぞ!

そして時折、「キュイン、キュイン」と電子音が鳴る。ほ、本物のギュゲスだ! 漫画の世界から飛び出してきたような本物のギュゲスである!!

・ギュゲスの動きは中の人と連動!

詳しくは当日のデモの様子を収めた動画を確認してほしいが、このギュゲスは、中の人間が腕を振ればギュゲスの腕も動き、首を回せばギュゲスの首も回る。安全のためにワンテンポ遅れた動きになっているそうだが、慣れればまるで自分の体のように動かせるのである。

・実は、雪の影響で開催ピンチな状況だった

ワンフェス当日は、前日に関東を襲った大雪の影響が強く残っており、一部交通機関や道路にが麻痺状態だった。大日本技研ブースも影響を受けており、一時「ギュゲス」のお披露目は中止になるのでは、という声もあがっていたほどだ。しかし、当日の昼すぎにギュゲスが到着! 予定より遅れはしたものの、完成バージョンがお披露目されたのである。

ちなみに、大日本技研ブースではモデルガンの販売も行う予定だったが、雪の影響により搬入を断念せざるをえなかったそうだ。当日、このギュゲスのみを何とか搬入することができたのだという。

ギュゲスはワンフェス前から、かなり話題になっており、大日本技研ブースを見るためにワンフェスに来たというお客さんも多い。それだけに、何とかギュゲスを運んできてくれたことに、目頭がアツくなる思いである!

・次回作は「ギュゲス専用兵装20ミリ6砲身ガトリング砲NH-06ストライクハンマー」

大日本技研のウェブサイトによると次回作は「ギュゲス専用兵装 20ミリ6砲身ガトリング砲 NH-06 ストライクハンマー」であるという。もしかして、あの動くギュゲスが武器を持っちゃう感じですか!? 考えただけでもワクワクしてしまうではないか! 

ちなみにパワードジャケット内臓のギュゲスは「家が一軒買えちゃうくらい」の制作費がかかっているそうだ。しかし、装甲の元になった原寸大のペーパークラフトは3150円とお手頃価格なので、おうちに原寸大ギュゲスが欲しいという人は要チェックである。

参考リンク: 佐川電子株式会社大日本技研
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼デモンストレーションの様子(その①)、ギュゲスの誕生についてアツく語られているぞ!

▼デモンストレーションの様子(その②)、実際に動くギュゲスを見てみよう!!

▼大雪の影響が色濃く残るワンフェス会場
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▼ギュゲスキター!!
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▼カッコイイ!
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▼コスプレイヤーのShin’さんもアップルシードの主人公のデュナンのコスプレで登場
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▼パワードジャケットMK3
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▼こちらはペーパークラフト版のギュゲス
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▼ペーパークラフトのデータは大日本技研のサイトで購入可能である
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