「チョコレートパフェ探訪」の記事まとめ

【チョコレートパフェ探訪】第14回:そのパフェはあまりにも芸術的だった / 神楽坂「アトリエ コータ」神楽坂限定チョコパフェ(1700円)

調理しているところを見るのが好きだ。町中華でもカウンターに座り、料理人の一挙一動をじっと見守る。ラーメン屋さんでも好んでカウンターに座り、とんかつ屋さんでもカウンター。とにかく見るのが好きなのだ。

神楽坂に、パティシエが目の前でパフェを作ってくれる店があると聞いた。行ってみると……通されたのは私の大好きなカウンター。次から次へと、見たこともないようなパフェが出来上がっていく。やがて──

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【チョコレートパフェ探訪】第13回:いくらなんでもデカすぎる! 大阪・鶴橋「カナリヤ本店(KANARIYA)」チョコレートパフェ(税込880円)

「大阪にスゴいパフェがある」との情報を耳にした私は、大阪観光もそっちのけで、焼肉屋さんだらけの道にいた。鶴橋エリアの小道は、焼肉、焼肉、また焼肉……と思ったら「KANARIYA」と書かれたカフェが出現。

到着したのは11時すぎ。すでに行列ができている。名店の予感。並んでいる最中、可愛らしい店員さんが店から出てきてメニューを渡してくれた。しかし私の答えはひとつ。モチのロンで「チョコレートパフェ」だ。

平日なのに40分。しかし、事前にオーダーを聞いてくれていたので、席に着くなり、そこまで待たずにチョコパフェは出てきた。それこそが……

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【チョコレートパフェ探訪】第12回:ここにしかない具材 / 札幌「純喫茶オリンピア』チョコレートパフェ(780円)

透き通るような青空の札幌。しかし目的の店は地下にあった。その名も『純喫茶オリンピア』。事前のパフェサーチ(パフェをリサーチすること)にて「ビビビ(これは絶対にウマそう)」と感じたパフェを出す店だ。

狭い階段を降りると、そこには予想を遥かに超えた……

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【チョコレートパフェ探訪】第11回:待ち時間100分のチョコパフェ / 札幌「ミルク&パフェ よつ葉ホワイトコージ」《クラシック》チョコバナナパフェ(税込850円)

東京人の私にとって「よつ葉」といえばバターであるが、なんと札幌に行ったらパフェだらけのカフェがあった。『ミルク&パフェ よつ葉ホワイトコージ』札幌ステラプレイス店。2022年3月16日にオープンしたばかりとのこと。

お店の前には人だかりが。どうも行列しているっぽいが、そこまでの人数ではないので並ぶことにした。ショーウインドーに飾られたパフェを眺めていれば、すぐに順番が回ってくるだろう……と首を真左に向けたところ、

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【チョコレートパフェ探訪】第10回:天皇陛下のために / 札幌「雪印パーラー」スノーロイヤル生チョコパフェ(1160円)

人生初の札幌。自然と「パフェの口(くち)」になっていた。

というのも、この地には「シメ(締め)パフェ」なる文化があるらしく……って、札幌、パフェありすぎ! シメ関係なくパフェを扱う店だらけであり、パフェの聖地といっても差し支えないほどのパフェっぷり。

しかし私は目移りしなかった。事前に調査しまくりで、「まずはここへ行く!」と決めていた店があるのだ。それこそが、かの有名な雪印の直営店『雪印パーラー』である。なにせ、ここのアイスクリームは……

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【チョコレートパフェ探訪】第9回:すべてが噂以上 / 新宿「珈琲タイムス」チョコレートパフェ(税込830円)

べらぼうに美味いとの噂を聞いていた。しかし、べらぼうにタバコ臭いとの噂も聞いていた。結論から言えば、どちらも正しい情報だった。そして、どちらが勝ったのかと言えば「美味さ」だった──。

そのお店の名は『珈琲タイムス』という。おそらく知る人ぞ知る名店であり、店内はフルハウス(満員)。だが、お客の9割ほどがタバコを吸っており、煙の具合もフルスモーク。そんな中、注文したのは……

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【チョコレートパフェ探訪】第8回:ガストで食べた富豪のパフェ / 全国「ガスト」チョコバナナサンデー(税抜299円)

「どっちか」が嫌いだ。どっちか迷ったら「どっちも」なのだ。どっち? ではない。どっちもこっちもねえ、ぜんぶ! なのだ。

発作的にチョコパフェが食べたくなった。目の前には「ガスト」の文字が。

あるだろ。ファミレスだし。チョコレートパフェくらい、あるだろ。そう信じて店に入ると──

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【チョコレートパフェ探訪】第7回:いろいろと交錯するパフェ / 渋谷「喫茶館キーフェルグローバルクラブ」チョコレートパフェ(税込1320円)

今から10年ほど前。同僚の佐藤とチョコレートパフェの話で盛り上がり、そのままの勢いで新宿駅付近のスイーツ屋さんに行ったことがある。

店内に男は我々だけで少し恥ずかしくも思ったが、お互いチョコレートパフェを食べながら、チョコレートパフェについてあーでもないこーでもないと語り合った。それぞれのポリシーやイデオロギーが激しく交錯する中、平和的に合致した意見があった。それこそが──

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【チョコレートパフェ探訪】第6回:本物の昭和レトロな喫茶店から滲み出る47年目の貫禄 / 大森「ティールーム山王」チョコレートパフェ(550円)

ふだん行かない街に行く時に、その地のチョコレートパフェを事前リサーチしておくのはプロのパフェラーの常識だ。その日、私は大森駅に用事があった。プロのキックボクサーであるマブダチの試合を観戦するためだ。

猛烈リサーチの結果、「ここだ!」と目星をつけたのは『ティールーム山王』なる喫茶店。やたらと安いチョコパフェの価格(550円)が気になったからだ。というか、550円を軸に書けるだろうとの打算もあった。

ところが……

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【チョコレートパフェ探訪】第5回:高円寺「Cafe & Bar LIP」LIPスタンダードチョコバナナパフェ 大(1000円)

高円寺にやってきた私は、おもむろに「高円寺 パフェ」と検索。すると……ものすごく「映え(ばえ)」なパフェが画像付きでヒットした

お店の名前は『Cafe & Bar LIP』。画像はイチゴパフェっぽいが、きっとおそらくチョコレートパフェもあることだろう……と検索してみると、「チョコバナナパフェ」があることが判明。こりゃ行くしかない!

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【チョコレートパフェ探訪】第4回:新宿三丁目「名曲・珈琲 新宿らんぶる」チョコレートパフェ(1000円)

思い込みというのは実に恐ろしいもので、ときに “人生半分損したり” もする。

正直、私は人生半分損していた。これまで10年以上も新宿近辺に勤めていながら、しかも黄色と黒の看板をしっかりと視界に入れておきながら、なぜかそこを「カレー屋さん」だと思い込んでいたのだ。

お店の名前は「らんぶる」。その日、なんとなく、入ってみた。本当に、なんとなく、だった。地下へと続く薄暗い狭い階段を降って行くと……

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【チョコレートパフェ探訪】第3回:新宿三丁目「珈琲貴族エジンバラ」チョコレートパフェ(1200円)

実は3回目のアタックだった。──さかのぼること数年前。まだ喫煙者だった僕は、会社近くにある喫茶店『珈琲貴族エジンバラ』でお茶をしていた。目的はズバリ、「タバコが吸えるから」だった。これが1回目。

2回目は禁煙中の数年前。チョコパフェ目的で同店に行ったもののほぼ満席で、通された席は喫煙エリアのすぐ近く。結局、煙に耐えられず退散した。とはいえ、法で定められた「喫煙目的店」なのだから致し方ない。

そして3回目は数日前。時刻は午前。開店間もない時間であれば、喫煙席から最も距離の離れた入り口近くの禁煙席が空いているだろう……との打算だった。かくして、その作戦は大成功。清い空気の中、注文したのは……

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【チョコレートパフェ探訪】第2回:大分県別府市「ランズ珈琲」ホイップクリームしか入っていないパフェ(580円)

旅先でチョコレートパフェを攻めるのは、できる男の常識だ。その日、私は大分県は別府市にいた。さも当然のように「別府 パフェ」でググってみると、いの一番に『ランズ珈琲 別府店』がヒットした。当然、GOだ。

Googleマップを頼りに店へ向かうと、「日本一のパフェ屋さん」なる文字が書いてある建物を発見。正直「ずいぶん大きく出たな……」と思ったが、メニューを眺めて納得した。なにせパフェだらけなのだ。

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【チョコレートパフェ探訪】第1回:西荻窪「コーヒーハウスそれいゆ」チョコレィトバナナパフェ(760円)

かねてから食べたいと思っていたチョコレートパフェがあった。東京は杉並区・西荻窪に店を構える「コーヒーハウスそれいゆ」のチョコレートパフェだ。正式名称は『チョコレィトバナナパフェ』で、価格は760円。

店内は、これぞまさしく “純喫茶” な雰囲気で居心地最高。ひっきりなしにお客さんがやってくる。それを的確にさばいていくホールスタッフの動きに見とれていると、やがてチョコレィトバナナパフェがやってきた。

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